...「晴間ができたら散歩に行こう...
...「晴間を見計らって洗濯物を干そう...
...「雨が降る前に晴間を狙って釣りに行こう...
...「晴間は気分も晴れやかになるから好きだ...
...「晴間が続くとカラッとした空気が気持ちいい...
...西の空はわずかに晴間を見せた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...晴間々々に三時間ばかり行乞...
種田山頭火 「行乞記」
...晴間々々を二時間ばかり行乞...
種田山頭火 「行乞記」
...午前雨の晴間を窺ひ中洲病院に徃く...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...自分が下宿する前後から今日(こんにち)まで少しの晴間なく続いたのである...
夏目漱石 「行人」
...雨の晴間には門野を連れて散歩を一二度した...
夏目漱石 「それから」
...磨滅した塔が折から晴間を見せて來た青空に向つて突つ立つてる形がいかにも怪奇で...
野上豐一郎 「キフホイザー」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...待てども晴間なし...
正岡子規 「かけはしの記」
...鞋を解き足を洗ひ楼上に臥し晴間をも待たで早乙女の早苗取る手わざなど見やる折柄はした女あわただしく来りて汽車はや来れりいそぎ下り給へと云ふ...
正岡子規 「かけはしの記」
...前面忽(たちま)ち見る海水盆の如く大島初島皆手の届くばかりに近く朝霧の晴間より一握りほどの小岩さえありありと見られにけり...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...雨の晴間などに大急ぎで...
柳田國男 「どら猫観察記」
...立ちよって晴間(はれま)を待つことを...
柳田国男 「母の手毬歌」
...梅雨(つゆ)の晴間(はれま)の屋根の草...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...梅雨(つゆ)の晴間(はれま)に見上ぐれば...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...川辺氏など晴間を見て...
吉川英治 「随筆 新平家」
...うす日さす梅雨の晴間に鳴く蟲の澄みぬる聲は庭に起れり雨雲のひくくわたりて庭さきの草むら青み夏むしの鳴くなどを覺えてゐるのみである...
若山牧水 「樹木とその葉」
...はつ夏うす日さす梅雨の晴間に鳴く虫の澄みぬる声は庭に起れり雨雲のけふの低きに庭さきの草むら青み夏虫ぞ鳴く真白くぞ夏萩咲きぬさみだれのいまだ降るべき庭のしめりにコスモスの茂りなびかひ伸ぶ見れば花は咲かずもよしとしおもふいま咲くは色香深かる草花のいのちみじかき夏草の花朝夕につちかふ土の黒み来て鳳仙花のはな散りそめにけり伊豆紀行二月九日...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索