...始めてこう云う晴れがましい舞台に立った人のようではない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それを思うと私は晴れがましいと同時に...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...かかる晴れがましい装いの奥から...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...晴れがましい劇場の廊下など押し歩くのが気恥ずかしく...
徳田秋声 「仮装人物」
...お今は間近に迫って来ている晴れがましい婚礼が...
徳田秋声 「爛」
...今日はとんだ晴れがましい心持であったよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...初めて携わりうるという晴れがましい誇りと...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...罪のない晴れがましい社交...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...この首都の晴れがましい広場や白い柱堂...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...源氏の君にものを言うような晴れがましいこと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...気どっておられても私といっしょに書くことは晴れがましいだろう」と源氏は自讃(じさん)していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いつも内大臣と逢(あ)うのは晴れがましいことに思われて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これは晴れがましいまばゆい気がいたされます」こう挨拶(あいさつ)して立って行こうとする時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...院の御所の踏歌を晴れがましいことに思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「何だか晴れがましい気がして」と言う声はほのかであったが品よく聞こえた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...晴れがましい身の上になってしまったのだから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薫を見て晴れがましいというように中へ隠れてしまった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こうした福太郎の晴れがましい仕事ぶりが...
夢野久作 「斜坑」
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