例文・使い方一覧でみる「晴らす」の意味
スポンサーリンク...これ／＼のいはれで恨みを晴らすのだといつて一人生かして還してやれば... 
伊藤左千夫 「古代之少女」
...わが意恨（うらみ）を晴らすべきぞ...
巌谷小波 「こがね丸」
...こんな輩（てあひ）は養子に往（ゆ）けない鬱憤を晴らす為に大抵浪人になつた...
薄田泣菫 「茶話」
...河原（かわら）を見晴らす二階の座敷に通り...
近松秋江 「黒髪」
...父の怨みを晴らすまで...
直木三十五 「南国太平記」
...恨みを晴らすから覚悟をしろ」この道庵先生の露骨にして無遠慮なる暴言は...
中里介山 「大菩薩峠」
...渋った頭を晴らすために...
中里介山 「大菩薩峠」
...まあ悪太郎連が一年の憂（う）さを晴らすというわけである...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...寒さに対する欝憤（うっぷん）を晴らすごとくに...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...父親の怨みを晴らす心算だつたに違ひないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼はモラン夫人の嫌疑を晴らすために弁護側の証人として出頭したのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...鬱憤を晴らすには不足のない相手だぞ！」とダニーロは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...自分の鬱積（うっせき）を晴らすために何かしなければと思って...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...奇怪（きっかい）な言葉のはしばし――手を下して恨みを晴らすべきものをも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...危険をおかして恨みを晴らすのとは雲泥の相違である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自己の愚かさのうっぷんを彼らの上に晴らすのではあるまいか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三つばかり窓があって四方を見晴らす...
山本笑月 「明治世相百話」
...あやかしの鼓にこもった霊魄（たましい）の迷いを晴らす道はもうわかったろうから...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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