例文・使い方一覧でみる「晴らす」の意味

...こんな輩（てあひ）は養子に往（ゆ）けない鬱憤を晴らす為に大抵浪人になつた... こんな輩は養子に往けない鬱憤を晴らす為に大抵浪人になつたの読み方
薄田泣菫「茶話」

...窓より見晴らす初夏の空あおあおと浅黄繻子（あさぎじゅす）なんどのように光りつ... 窓より見晴らす初夏の空あおあおと浅黄繻子なんどのように光りつの読み方
徳冨蘆花「小説　不如帰」

...自分の疑を晴らすのが主眼であった... 自分の疑を晴らすのが主眼であったの読み方
夏目漱石「明暗」

...親の怨（うら）みを晴らす気で... 親の怨みを晴らす気での読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...父親が死ぬまで言いつづけた怨みを形ばかりも晴らす気になった... 父親が死ぬまで言いつづけた怨みを形ばかりも晴らす気になったの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...自分の持つて居る物も金も取上げられた怨みを晴らすために... 自分の持つて居る物も金も取上げられた怨みを晴らすためにの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...ともすれば自分の鬱憤を他に向って晴らす相手を手近に発見しようと之努める...
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...さては細君に向って恨みを晴らす... さては細君に向って恨みを晴らすの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...鬱憤を晴らすには不足のない相手だぞ！」とダニーロは... 鬱憤を晴らすには不足のない相手だぞ！」とダニーロはの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳「ディカーニカ近郷夜話　後篇」

...編集長は汚名を晴らすためにシティに大急ぎでやってきた... 編集長は汚名を晴らすためにシティに大急ぎでやってきたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「バブル崩壊」

...終日沈黙を守つた仕事に疲れた饒舌慾を晴らすのである... 終日沈黙を守つた仕事に疲れた饒舌慾を晴らすのであるの読み方
牧野信一「山彦の街」

...それもアンドゥーズ山の頂（いただき）から見晴らす地平線上に限（かぎ）られていた... それもアンドゥーズ山の頂から見晴らす地平線上に限られていたの読み方
マロ　Malot 楠山正雄訳「家なき子」

...これまでの憤怒を晴らす... これまでの憤怒を晴らすの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...葛西と妙見島を見晴らす... 葛西と妙見島を見晴らすの読み方
山本周五郎「青べか日記」

...筑紫野を見晴らす大根畠と墓原の間の小径（こみち）の行止まりに... 筑紫野を見晴らす大根畠と墓原の間の小径の行止まりにの読み方
夢野久作「狂歌師赤猪口兵衛」

...お義兄（にい）さまの惑いを晴らすために... お義兄さまの惑いを晴らすためにの読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...多年の鬱懐（うっかい）もこの一瞬に晴らすか... 多年の鬱懐もこの一瞬に晴らすかの読み方
吉川英治「親鸞」

...江戸へ帰って寝ていた方がはるかましだ」「その無念を晴らすがいいではないか...
吉川英治「鳴門秘帖」

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