...社會主義のセオリイがそれだけ普遍的な眞理を含んでゐるといふことよりも...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...それはすべてのほかの芸術品にましてわれわれにより親しみぶかく同時により普遍的なものである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それで映画や連句のモンタージュが普遍的な効果を収めうるためには...
寺田寅彦 「映画芸術」
...歴史家は或る対象が普遍的な・一般的な性質を有つ限り...
戸坂潤 「科学方法論」
...故に普遍的なる事実の選択の原理は事実が普遍者に対して有つ価値にあるのであって...
戸坂潤 「科学方法論」
...世論とは「普遍的な意味を有った或る集団の意見」だとして規定されている(O. Groth, Die Zeitung, ein System der Zeitungskunde, Bd.. S. 96)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その点から云えばファシズム・イデオロギーにはここでも亦何の普遍的な理論的体系もない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そういう普遍的な理論としてのマルクス主義の定説は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...日常生活に出て来る普通なもの即ち普遍的なものと考えられているものを必然性だと思うためにも...
戸坂潤 「思想としての文学」
...代数的記号が一般の数学(幾何学をも含む)を支配すべき唯一の普遍的な形式文字であることが注意されていたから(解析幾何学)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その低劣な可笑(おか)しな一面からのぞいてみたる普遍的な偉大な事実...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは普遍的な人間的価値をもつものではない...
中島敦 「光と風と夢」
......
中野鈴子 「ふしあわせ者のうた」
...普遍的な知識や科学的推論から...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...特殊と多様とのうちに見られる普遍的なものはゲーテにとつて必然的なもの...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...歴史の主要な利益は唯人間性の恒常的な且つ普遍的な諸原理を發見することにある...
三木清 「歴史哲學」
...全く自然な・変らない・普遍的な・もので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは普遍的な美なのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
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