...特に幾つかの特徴的なもの――普遍的なる・反覆する・処の――を他のものから区別することによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之に反してこのようにして出来た諸経験を順次に一層普遍的な体系に組織立てて行く場合――そうしなければ吾々の自然認識は統一を持てない――...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之が一方に於て多少とも普遍的なテーマでも掴えようとすると...
戸坂潤 「思想としての文学」
...人間生活の最も日常的な普遍的な側面をなしているから...
戸坂潤 「思想としての文学」
...対立を越えた普遍的な通用性と普遍性を承認され得る価値とをもっているものだから...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ある普遍的なものを写すのである...
中井正一 「美学入門」
...それは普遍的な人間的価値をもつものではない...
中島敦 「光と風と夢」
...こういういわば普遍的な祀祭の法よりも...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...最も普遍的な字義解によって使っている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そこから形態と芸術との普遍的な問題に及んだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...特殊のうちに同時に普遍的なものを見た...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...普遍的なものと特殊的なものとの絶対的な無差別をもつての...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...僞善がその頽廢の普遍的な形式であるといふことである...
三木清 「人生論ノート」
...普遍的なものは特殊的なものと結び附いて存在する...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...即ち理論的に普遍的なる机を意味してゐるのではなく...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...一般的事務家の普遍的な文化水準には達していて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一般資本の最も生産的な分配すなわち普遍的な自由貿易によってこそ最も十分に確保されるのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...全然普遍的な意義を担わない特殊な文化とかというごとき抽象的な想定に囚(とら)われているからである...
和辻哲郎 「孔子」
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