...一人先生は普通以上であるという証拠として...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...人間は普通以上の何事かを爲し遂げるには自分自身に打克たねばならぬ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...これがわれわれの欲している普通以上の学校なのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...すでに特別の色を見、特別の音を聞き得る人がありとすれば、この普通の人の見得る世界において、普通以上の、或いは以外の世界を――つまり天国といい、地獄というような世界を見ている人がないとは言えないはずです...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の頭(あたま)が普通以上に鋭(する)どくつて...
夏目漱石 「それから」
...普通以上の感受性を持つてゐなかつた...
夏目漱石 「それから」
...普通以上の感受性を持っていなかった...
夏目漱石 「それから」
...人の身の上にもまた普通以上の同情を寄せる事ができる...
夏目漱石 「野分」
...人の身の上にもまた普通以上の怨恨(えんこん)を寄せる事が出来る...
夏目漱石 「野分」
...女は敬太郎から普通以上の注意を受けていると覚ったらしく...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...しかも普通以上の不幸が彼ら二人を襲ったわけです...
浜尾四郎 「死者の権利」
...普通以上に用いられなくても...
正岡容 「寄席」
...父親が不幸にして普通以上の大家族を有つならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...言葉も比喩も普通以上にいるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...普通以上に・すなわち職責を完うした上に・さらに善政を行った者どもには純然たる褒美をあたえてこれに報いた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...此処に学ぶ学生は日本人の普通以上のレベルをもった精選された者であって...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...普通以上の名誉を与えられた特殊な種類の囚人がいたことを加えてもいいだろう...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...それはどうやら君が丘子に普通以上の関心を持ちはじめたらしいこと...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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