例文・使い方一覧でみる「普」の意味
スポンサーリンク...千人の普通の女をかちえる男はどうやら名声を博するに価（あたい）するだけだが... 
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...而も猶普遍の眞理は寸毫もその價値を減じないのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...はじめから、費用も時間も不足であることを知りながら、計画を立てるところが、即ちマニアである所以で、これを実行している人は、普通の、立派な山岳家である...
石川欣一 「可愛い山」
...松の木もまた図501のように、太い松の木から葉を出すように仕立てられるが、普通の矮正樹は、高さ三フィートの、百年にもなる本当の松で、枝でも何でもある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「分限紳士」というのは明かに普通の海賊のことに違いなく...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...普通教育の十数年は...
高木敏雄 「比較神話学」
...ブルジョア歴史学でもっと遙かに客観的な普遍的歴史法則を提唱しているものは...
戸坂潤 「科学論」
...渋谷渋谷寺の五ヶ寺に於て炊出（たきだ）しを命ぜられ普く貧民に之を与へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...無上普遍の真を伝うると聞いて...
夏目漱石 「三四郎」
...装身具は耳環・頸環・腕環・踝環などで、上物は金銀、普通は真鍮、安物はガラスなどで出来ている...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...普遍妥当性とは、時と処に拘わらない普遍性、またすべての人が必ず承認しなければならぬ必然性を意味している...
三木清 「哲学入門」
...普通いう意味での「理解」は得られまいと思う...
三好十郎 「「冒した者」について」
...普遍的賛同をもって人々に信じられるものが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これこそ人間に最も普遍的で共通した誤りを鞭うっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たとえば普請（ふしん）の棟上（むねあ）げの日に投げる餅...
柳田国男 「木綿以前の事」
...何んだか跫音（あしおと）が普通の客とどこか違っていたように思ったんだが...
横光利一 「微笑」
...普門院というお寺やら...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...普通湯ヶ島温泉と云っている二軒の湯宿――それも渓に沿うた三四丁の上と下とに在るのだが――から七八丁川上の方へ入ると其処にまた世古の湯木立の湯という温泉が渓を距てて湧いている...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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