例文・使い方一覧でみる「普」の意味
スポンサーリンク...あまつさえ自分に罪を犯した不義者を心から悔悛（くいあらた）めさせるための修養書を買って与えたという沼南の大雅量は普通人には真似（まね）ても出来ない襟度（きんど）だと心から嘆服した... 
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...提督は普通の海軍軍人と異（ちが）つて...
薄田泣菫 「茶話」
...普く世界諸民族の神話を見ざりし結果として...
高木敏雄 「比較神話学」
...普通には津寺（つでら）の名で呼ばれていた...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...普通の人情からすれば...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...後年シーボルトが長崎奉行の肝煎りで新知識普及の道場とした鳴瀧に源を發してをり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...因果律は普通、必然性に帰着すると考えられている、それは決定論の原理だと考えられている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この抽出された普遍的な公式を使用するのに...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...普通の場合ならば...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...普通のからす凧より重いためだと睨んだ」藤波は引きとって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...全原理をできるだけ普遍的になるように努めなければならないとはいえ...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論（人性論）」
...他の普通の禾本類皆しからざるなし...
牧野富太郎 「植物記」
...誰れも嫌わぬもので最も普通なものは蜜柑である...
正岡子規 「くだもの」
...普通に邪視を以て睥（にら）み詰めると...
南方熊楠 「十二支考」
...邪視の字が出おる『普賢行願品』は...
南方熊楠 「十二支考」
...普通の鎧はせいぜい六十斤位のものにすぎないのであるが＊...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...近世染物の技術と材料が新たに普及した際に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ここはただの普請場（ふしんば）とちがって...
吉川英治 「親鸞」
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