...私を晩方まで江ノ島に止るようにして了った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...長い橋の上は晩方になると...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その日の晩方、暮れて行く千曲川にそって走る汽車の中で僕は四日前の晩、スキーを背負い出す僕を玄関まで送った娘のことを思い続けた...
石川欣一 「山を思う」
...『晩方に庭の臺木(どぎ)さ打倒(ぶんのめ)つて撲(ぶ)つたつけア...
石川啄木 「赤痢」
...すべて晩方になつた...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...父親は一日出歩いて晩方帰って来ると...
徳田秋声 「足迹」
...或日の晩方であった...
徳田秋声 「あらくれ」
...二間(あひだ)一日おいた晩方...
徳田秋聲 「和解」
...ある晩方、つひ見たことのない、七八つ位のお芥子(けし)坊主が庭へ来て、姉のお杉 妹のお紺仲が悪くば 山の神様の椋鳥(むくどり)さまに お頼みなされと、山の方を指さし指さし謡(うた)つてをりました...
野口雨情 「仲のわるい姉妹」
...お芥子坊主は、その次の晩方も、次の次の晩方も、同じやうに庭へ来て謡ひました...
野口雨情 「仲のわるい姉妹」
...下宿人たちが晩方入ってきて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...そしてもう晩方になったその帰り道で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...晩方から綺麗に御化粧して...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...※次の晩方です...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...そしてその日の晩方にはもう僕は海の上にいたんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...去年の暮の晩方、仙太公がヒョックリ俺の所へ来て、こちらの嬢様の所まで、自分は追われていてどうしても行けねえからお前代りに使いを頼まれてくれと言うて用事を頼んだ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...おそくとも晩方までには判明するだらうと思ひます...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...晩方(ばんがた)ですな...
室生犀星 「後の日の童子」
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