...その日の晩方には...
石川欣一 「可愛い山」
...図‐319晩方早く...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その日の晩方、チラチラと粉雪が降って来たので、もう帰ろうかなと、二三人で谷底から上って来ると、上からお嬢さんが滑って来た...
石川欣一 「山を思う」
...晩方干ないかも知れません...
泉鏡花 「悪獣篇」
...昨日(きのふ)の晩方(ばんがた)...
泉鏡太郎 「艶書」
...また晩方に来ますから」世高の話の中途から老婆は頻りにうなずきだしていた...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...ある晩方母親は正雄をつれて行ったが...
徳田秋声 「足迹」
...ある晩方向島の方へ送られて行くと...
徳田秋声 「足迹」
...晩方には大抵帰って行ったが...
徳田秋声 「あらくれ」
...気楽な身分じゃないんですからね」晩方になると...
徳田秋声 「あらくれ」
...晩方門に立っている内儀さんの姿も...
徳田秋声 「黴」
...銀子は晩方になるまで少しもしらなかった...
徳田秋声 「縮図」
...」晩方に帰って来た浅井は...
徳田秋声 「爛」
...この晩方、ひとり、島原を追い立てられたこの怪しの客に、何か見るところがあればこそ、お宿もとまでお送りを名として、近づいて来たことに相違ないとすると、そうなってみると、前の長身の客が、ははあ、送り狼と冷笑したのも、あながち、からかいの言い分ではない、転べば食うのである...
中里介山 「大菩薩峠」
...又晩方行つて見れば死骸は早や長州屋敷へ引取つた跡でした...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...先は晩方、是迄に御坐候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分の噂だなと嬉しく思ッたが、今さら考えると、なんのそうでもなかッたのであろう、晩方から親類、縁者、叔父の朋友(ほうゆう)、大勢集まッて来たが、中には女客もあッたゆえ母を始め娘も、姉も自分もその席に連なッた...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...昨日(きのう)の晩方の事です...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
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