...昨晩(ゆべな)聞いたら...
石川啄木 「天鵞絨」
...大屋五郎と別れると間もなく、それがぐッとこたえたんでしょうね、稽古の晩、舞台で喀血(かっけつ)しちまって、――それからしばらく病院にいましたが、それきり立ち上れないで、死んじまったんです...
高見順 「如何なる星の下に」
...クリスマスの晩にくるのよ」「ぼくんとこは来ないや」「あら...
竹久夢二 「クリスマスの贈物」
...一ト晩とそこに落ち着いていられなかった...
徳田秋声 「爛」
...五・一五事件の如きは、全国の新聞紙が、朝から晩まで、喋り立てている事件で、例えばどういう不快な節まわしの流行小唄でも、朝から晩まで聞かされると、いつかは耳について、何となく忘れ難くなるものだが、それと同じに、こう朝から晩まで、即ち朝刊といい夕刊といい、囃し立てられると、初め鼻であしらっていた相当批判的な読者でも、段々この事件に好意的関心を有つようになり、何か自分と一脈共通したものをそこに感じるようにさえなる...
戸坂潤 「社会時評」
...アマリアの活動的な性質は、朝から晩まで、家の上から下まで、始終動き回っても満足しなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...毎晩負傷者の傍(そば)で夜を明かすのをやめさすのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...晩餐を馳走せらる...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...十一その晩細君は土鍋(どなべ)へ入れた粥(かゆ)をもって...
夏目漱石 「道草」
...その晩江の島詣りの約束で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...毎晩のやうに開けた樣子ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今晩に限ってお月様は邪魔だ」「あ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四「藪原検校(やぶはらけんぎよう)」「安政三組盃(あんせいみくみさかづき)」「新蔵(しんざう)兄弟」「鼠小僧」に抜群の冴えを見せた世話講談の妙手小金井芦洲(ろしう)は、音に聞く大酒とづぼらで、いま落語界で名実共に第一人者たる桂文楽君が若手のじぶん、伊豆の温泉各地を興行するに際し、一座に加つて行つたが、芦洲先生、泊り/\の温泉宿で、毎晩、大いに飲ませては呉れるが、お給金を一銭も呉れない...
正岡容 「落語家温泉録」
...私は昨晩から悪者の為にこの部屋に監禁されているのでございます...
松本泰 「緑衣の女」
...あしたの晩は眠れるかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今晩は御馳走を食わそうか...
横光利一 「南北」
...ただの勝ち方ならいいんだけれど」「晩にはひとつ...
吉川英治 「私本太平記」
...一ト晩中の保証ができるもんですか」「どうして」「この辺...
吉川英治 「新・水滸伝」
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