...毎晩その子の寝床(ねどこ)のそばにすわって...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...お月さまの明るい晩...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...椿岳の畸行は書立てれば殆んど際限がないくらい朝から晩までが畸行の連続であった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...昨晩の十時から十一時までの間に殺された訳ですね...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...その晩から次の朝までに13人が病気になった...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...たのむ! もう一晩この家に寝かせて下さい...
太宰治 「十五年間」
...普通のお方でもお年をめすとそうなるのがあたりまえでござりましょうがわけてわたくしはまだおさない時分十五夜の晩に毎年父につれられて月下の路を二里も三里もあるかせられたおぼえがあるものでござりますからいまだに十五夜になりますとそのころのことがおもい出されるのでござります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...早くも晩秋の太陽が沈みかけてゐて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...亭主と二人晩飯のチヤブ台に向つてゐた福子は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...そんな晩には又よく犬に吠えられたり...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...その晩私は、自分の不安は私が以前想像したように幻滅なのではなく、何か別のものであることを覚った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...若旦那を殺したのは私でございます」お浜は一と晩寝なかったらしい顔を挙げて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御金蔵に泊って二千両盗(と)ったという晩...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...併(しか)し明日の晩此処(ここ)に見世を出すと打殺(ころ)して仕舞うぞ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...あの晩の、余りにも野蛮な酒宴(さかもり)から様々な失策を演じた後なので、一同は、今宵こそは一層心を引き締めて仕事に掛らなければならぬと注意して、R村へ差かゝつた...
牧野信一 「南風譜」
...昭和廿一年晩夏八月十一日葛飾の新屋に突如永井先生の御来訪を迎へ...
正岡容 「山の手歳事記」
...ゆうべは一晩じゅう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...晩祷の聖パンを頂いて来てくれるって...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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