...芸術家の幸福最も幸福な芸術家は晩年に名声を得る芸術家である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...もう晩飯の時刻が来たのだ...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...晩飯をうまく喰う楽しみを得るものとす...
海野十三 「発明小僧」
...その晩は月が出ていたので...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...晩ごはんの時、「夫婦って、どんな事を話しているもんだろう...
太宰治 「正義と微笑」
...それも僅(わず)か二た晩で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...二三日過ぎた晩の九時頃...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...今晩は特別の下好物として鰯と茗荷とを買つた...
種田山頭火 「行乞記」
...その話声の中から早番だの晩番(おそばん)だのという言葉が漏れ聞える...
永井荷風 「ひかげの花」
...それは月夜(つきよ)の晩(ばん)のことでありましたが...
濱田青陵 「博物館」
...晩は、ちょっと、用事が出来たもんじゃけ」「ときに、金さん、あんた、昨日、江崎の子分と喧嘩したそうじゃないか」「喧嘩というほどのことはないよ...
火野葦平 「花と龍」
...しかもそれは一晩のうちに何囘となく繰り返された...
堀辰雄 「恢復期」
...*しばらく晩餐会は静かに進行した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...今晩絶対に、メイに会わねばなりません」「出来ません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...柏が私が何をしているかと思って覗きに来たのはその晩であった...
松本泰 「日蔭の街」
...朝から晩まで病人ばっかりの中に生活するなんて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こうして六晩めに...
山本周五郎 「風流太平記」
...晩飯を御馳走してくれた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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