...之を危險に晒すことを恐れると云ふ事でなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...和智君は痩せて背のひょろ長い体に洗い晒(ざら)した浴衣を着ていた...
田中貢太郎 「変災序記」
...水に晒(さら)して蛹(さなぎ)を取り棄(す)てたものを...
徳田秋声 「縮図」
...角隱しを取つて晒布(さらし)を顏に掛けてありますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あからさまに優柔不断の姿を晒していたので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...道春筆を執って、何月何日何貫目、何屋誰へ、縮緬五巻、晒し五反、代幾何(いくら)、何某誰殿へ、使い誰と、一字一点毛頭まで、うの毛ほども違いなく、両手に提(さ)げる大帳を半日ばかりに書きしまい、これでも銀(かね)にならぬかと、空嘯いておわしければ、家城大いに肝を潰し、絶入(ぜつじゅ)するほど我(が)を折りけり...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...お弓蔵近くの桜が白く晒(さら)されはじめ...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...白く晒したものを寒天のやうに練つて...
柳田國男 「食料名彙」
...あとはおすえちゃんが切った晒(さらし)だけなんだ」「断わっておくが...
山本周五郎 「さぶ」
...晒木綿(さらし)を切った下帯の束をこっちへ置き...
山本周五郎 「さぶ」
...天日に顔を晒(さら)しながら...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...チャカポコ外聞晒す...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...われと我が恥を大道に晒(さら)しつつ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...手術された左の乳房を光線に晒(さら)した...
夢野久作 「一足お先に」
...いい恥晒(はじさら)しだぜ...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...彼の軽挙妄動が調査活動全体の成功を危険に晒すとしても...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...斜路は現時点での塔の頂部まで素晴らしい状態に保存されており――露天に晒されていた事を考えると極めて注目に値する――これが大いに遮蔽物となって怪奇かつ当惑する程に宇宙的な壁面彫刻を保護してきたのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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