...時時刻刻、食事をとらないと体がもたない...
...彼女は時時刻刻携帯をいじっている...
...時時刻刻気にしていると疲れるよ...
...友達とは時時刻刻会話が続く...
...彼は時時刻刻ストイックな生活を送っている...
...時時(ときどき)鼻洟(はな)をすすりこむ音(おと)が...
芥川龍之介 「蜜柑」
...時時パッと火花が往還に散る...
石川啄木 「赤痢」
...それだからこれからも時時は遊びにお出でよ...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...時時牛が山犬に食はれた噂をききます...
江南文三 「相川おけさ」
...〔死んだ者――殊に餓鬼の境涯へ入る者――は時時...
小泉八雲 大谷正信訳 「蠅のはなし」
...時時、彼の姿が見えなくなる...
外村繁 「澪標」
...時時折助(おりすけ)を引っぱって桜町(さくらちょう)へ飲みに来たり...
中里介山 「大菩薩峠」
...今もなほ時時喘息の發作がくるし...
南部修太郎 「自分のこと」
...時時その神に向つて祈願した...
萩原朔太郎 「宿命」
...夜になると、青い空はくらくなって、どこまで行ってもくらいのですものね、そして、時時、お星さまがぴかぴか光っています...
林芙美子 「お父さん」
...脅迫観念は刻刻時時に継子共の上を襲つた...
平出修 「計画」
...此(こ)の侍、いかなる身元かと言うと、当時時めく名医、典薬左井黙庵(てんやくさいもくあん)の次子、不二之進(ふじのしん)、代々の医業を嫌って、菱川(ひしかわ)派の流れを汲んだ浮世絵ぶりに大名(たいめい)を馳(は)せ、雅号を露月(ろげつ)と名乗って、程近い徒士町(おかちまち)辺に閑居を構え、数寄(すき)風流の道に遊んでいるものでありました...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...時時に物をいふ言葉を聞いてゐると大變に柔和に...
室生犀星 「京洛日記」
...」私も時時表のお母さんにいっそ言った方がよかないかと考えたが...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...「これから時時いらしって下さいまし...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...置郵時時説近況...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...而(さう)して無口な子が時時(ときどき)片言(こと)交りに一つより知らぬ讃美歌の「夕日は隠れて路(みち)は遥けし...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...かれこれ九時時分だったので...
渡辺温 「ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった」
便利!手書き漢字入力検索