...時時刻刻、食事をとらないと体がもたない...
...彼女は時時刻刻携帯をいじっている...
...時時刻刻気にしていると疲れるよ...
...友達とは時時刻刻会話が続く...
...彼は時時刻刻ストイックな生活を送っている...
...しかし事実はどうであらう?僕は実は平仮名(ひらがな)には時時(ときどき)形にこだはることがある...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...時時私は廿年の後(のち)...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...時時パッと火花が往還に散る...
石川啄木 「赤痢」
...〔死んだ者――殊に餓鬼の境涯へ入る者――は時時...
小泉八雲 大谷正信訳 「蠅のはなし」
...時時内心おどろくほどあなたはだんだんきれいになる...
高村光太郎 「智恵子抄」
...火は時時皇居も焼いた...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...李希梅は時時やって慣れているように...
田中貢太郎 「涼亭」
...もしあの当時時平があゝ云う暴挙に出るであろうことが豫想されたら...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時時独言のやうなことを言ひながら...
外村繁 「打出の小槌」
...森の中では時時ぽつりぽつり落ちてた雨が上り...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...――時時山の上へ行って...
林芙美子 「お父さん」
...長くもあり又短かくもある道を青山についた時時間はまだかなり早かった...
宮本百合子 「悲しめる心」
...明り窓から射す鈍い光線でよく見ると、二人ばかり拘留されているのが、時時、憂鬱な内部でむずむずと動いたりしていて、まるで檻の中の獣のように重重しく陰気であるばかりではなく、とき折、小さな控え目な咳をしたりするのが何となく不自然な気がするのであった...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...れいの時時おこる肉声のなまめかしい声音によって...
室生犀星 「幻影の都市」
...縦横に交叉して居る大きな路(みち)は時時(ときどき)馬車の地響(ぢひゞき)を挙げ乍(なが)ら...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...而(さう)して無口な子が時時(ときどき)片言(こと)交りに一つより知らぬ讃美歌の「夕日は隠れて路(みち)は遥けし...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...自分も巴里(パリイ)で時時(とき/″\)其(その)床屋へ行く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...天井に近い高い壁から時時造りものの獅子が首を出して吼える仕掛けになつてゐるカフヱーで...
吉井勇 「酔狂録」
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