...時時刻刻、食事をとらないと体がもたない...
...彼女は時時刻刻携帯をいじっている...
...時時刻刻気にしていると疲れるよ...
...友達とは時時刻刻会話が続く...
...彼は時時刻刻ストイックな生活を送っている...
...それだからこれからも時時は遊びにお出でよ...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...そりゃ時時はねえ」「じゃお休みなさいよ...
竹久夢二 「少年・春」
...李希梅は時時やって慣れているように...
田中貢太郎 「涼亭」
...――もう夕方の五時時分でしたが...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...そうして時時、とく子の許へ帰った...
外村繁 「澪標」
...時時、夫人が三つばかりの男の子を連れて来る...
外村繁 「澪標」
...時時(ときどき)我我(われわれ)の分隊長(ぶんたいちやう)の高岡軍曹(たかをかぐんそう)は無理作(むりづく)りのドラ聲(ごゑ)を張(は)り上(あ)げた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...森の中では時時ぽつりぽつり落ちてた雨が上り...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...N・Y・Kラインの船が時時思ひ出したやうにリスボアに寄港することがあるのは私たちも知つてゐた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...時時歌をつくります...
林芙美子 「お父さん」
...時時妙なことを書いては及川先生に見せています...
林芙美子 「お父さん」
...あたゝかく、風のない朝、十時時分、僕は蜜柑山の芝のスロウプに腰かけて、海を眺めてゐると、絵かきの朝居閑太郎が、僕の妻に案内されて、僕の前に立ち、情熱のこもつた息苦し気な調子で、そして対者に遠慮する微笑を浮べて「エカキが――」と云つた...
牧野信一 「朝居の話」
...長くもあり又短かくもある道を青山についた時時間はまだかなり早かった...
宮本百合子 「悲しめる心」
...明り窓から射す鈍い光線でよく見ると、二人ばかり拘留されているのが、時時、憂鬱な内部でむずむずと動いたりしていて、まるで檻の中の獣のように重重しく陰気であるばかりではなく、とき折、小さな控え目な咳をしたりするのが何となく不自然な気がするのであった...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...かれを時時脅して電車賃などを持って行ったが...
室生犀星 「幻影の都市」
...自分は男達に後(おく)れない様にして歩きながら時時(ときどき)立留(たちとま)つて汗を拭いては吐息(といき)さへもつかれるのであつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...自分も巴里(パリイ)で時時(とき/″\)其(その)床屋へ行く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...時時妙なことを考へるね...
吉井勇 「酔狂録」
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