...時時刻刻、食事をとらないと体がもたない...
...彼女は時時刻刻携帯をいじっている...
...時時刻刻気にしていると疲れるよ...
...友達とは時時刻刻会話が続く...
...彼は時時刻刻ストイックな生活を送っている...
...母の俤(おもかげ)は母親がその時時(ときとき)の流行を逐(お)うて著(き)ていた着物や...
モオパッサン 秋田滋訳 「ある自殺者の手記」
...時時わたしの顔を見ては...
芥川龍之介 「わが散文詩」
...時時内心おどろくほどあなたはだんだんきれいになる...
高村光太郎 「智恵子抄」
...もしあの当時時平があゝ云う暴挙に出るであろうことが豫想されたら...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...そうして時時、とく子の許へ帰った...
外村繁 「澪標」
...その年も暖冬で、地上に雪はなかったが、時時、大きな牡丹雪が、一頻(ひとしき)り降り続く...
外村繁 「澪標」
...時時折助(おりすけ)を引っぱって桜町(さくらちょう)へ飲みに来たり...
中里介山 「大菩薩峠」
...時時、遠くから交叉點を横切る電車の響が、鈍く、寂しく聞えてくるのです...
南部修太郎 「S中尉の話」
...道からも時時見えた修道院の建物が遙かの丘に高く聳えてゐた...
「修道院の秋」
...――時時山の上へ行って...
林芙美子 「お父さん」
...時時は昔がたりをして世をはかなむ愚はもうやめた方がよいのであらう...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...脅迫観念は刻刻時時に継子共の上を襲つた...
平出修 「計画」
...あたゝかく、風のない朝、十時時分、僕は蜜柑山の芝のスロウプに腰かけて、海を眺めてゐると、絵かきの朝居閑太郎が、僕の妻に案内されて、僕の前に立ち、情熱のこもつた息苦し気な調子で、そして対者に遠慮する微笑を浮べて「エカキが――」と云つた...
牧野信一 「朝居の話」
...此(こ)の侍、いかなる身元かと言うと、当時時めく名医、典薬左井黙庵(てんやくさいもくあん)の次子、不二之進(ふじのしん)、代々の医業を嫌って、菱川(ひしかわ)派の流れを汲んだ浮世絵ぶりに大名(たいめい)を馳(は)せ、雅号を露月(ろげつ)と名乗って、程近い徒士町(おかちまち)辺に閑居を構え、数寄(すき)風流の道に遊んでいるものでありました...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...静かに私は時時姉にも会った...
室生犀星 「幼年時代」
...置郵時時説近況...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分も巴里(パリイ)で時時(とき/″\)其(その)床屋へ行く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...探題英時時代の人望やら多年にわたる下地が...
吉川英治 「私本太平記」
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