...時時刻刻、食事をとらないと体がもたない...
...彼女は時時刻刻携帯をいじっている...
...時時刻刻気にしていると疲れるよ...
...友達とは時時刻刻会話が続く...
...彼は時時刻刻ストイックな生活を送っている...
...僕はテイルデン自身も時時はちよつと心の底に...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...この山は時時大きな岩片を落すが...
石川欣一 「可愛い山」
...時時パッと火花が往還に散る...
石川啄木 「赤痢」
...出掛けに、實は春の末だが、そちこち梅雨入模樣で、時時氣まぐれに、白い雲が薄墨の影を流してばら/\と掛る...
泉鏡花 「遺稿」
...そして榎島の方が時時震い...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...誰か男が背後(うしろ)についているにちがいないとすれば大抵夜の八時九時時分には女の家に来ているであろうと...
近松秋江 「霜凍る宵」
...時時独言のやうなことを言ひながら...
外村繁 「打出の小槌」
...時時、夫人が三つばかりの男の子を連れて来る...
外村繁 「澪標」
...時時折助(おりすけ)を引っぱって桜町(さくらちょう)へ飲みに来たり...
中里介山 「大菩薩峠」
...時時(ときどき)我我(われわれ)の分隊長(ぶんたいちやう)の高岡軍曹(たかをかぐんそう)は無理作(むりづく)りのドラ聲(ごゑ)を張(は)り上(あ)げた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...時時(ときどき)我知(わたし)らずぐらぐらとひよろけ出(だ)す自分(じぶん)の體(からだ)をどうすることも出來(でき)なかつた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...幽かな嫌厭の氣持さへ時時胸に迫つてくるのを...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...時時小聲で話し合つてゐたが...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...時時妙なことを書いては及川先生に見せています...
林芙美子 「お父さん」
...時時は昔がたりをして世をはかなむ愚はもうやめた方がよいのであらう...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...「国王陛下には昨夕、六時四十五分、グッデン博士と散歩に出られたまま御帰還なきため、公園及び湖畔一帯を捜索したるところ、陛下並にグッデン博士は、ウルム湖の水中より発見せられ、同十二時十分、遂に崩御あらせられた」ルウドイヒ二世は、九日以来、病的不機嫌をつづけ、時時、発作的に激発する模様だった...
久生十蘭 「泡沫の記」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...時時に物をいふ言葉を聞いてゐると大變に柔和に...
室生犀星 「京洛日記」
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