...皇后(きさき)は時平公の妹なれば内外より讒毒(ざんどく)を流して若帝(わかみかど)の御心を動(うごか)し奉りたるなり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「喰(くら)ひふとつた時平(しへい)どんの尻こぶら...
薄田泣菫 「茶話」
...時平は何処かゝらそう云う噂を聞き...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時平はひとりうなずいて...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時平が持ち前の濶達(かったつ)な笑いで打ち消した...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...何か仔細(しさい)があるんですか」時平の顔にいたずら好きな子供がするような...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時平は一座を見廻して...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時平は恰(あたか)も美しい夢魔(むま)から解き放たれたように...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...愚老こそお礼を申さなければ!」国経は時平に席を譲ると...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...―――時平は国経が袂(たもと)の端を彼に渡して彼方(かなた)へ逃げて行ったのを知ると...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時平のそう云う眼に餘る行動を見ながら...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...彼は時平が腕白小僧のように眼を光らして...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時平の外孫に当り...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...結局昭宣公の長男たる時平の後裔(こうえい)は栄えずにしまって...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時平の子たちや孫たちが天神の祟(たゝ)りと云うことを神経に痛んで...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...其時平八郎が「どこへ死所(しにどころ)を求めに往くにしても...
森鴎外 「大塩平八郎」
...まさか先祖はあの時平の父の基経ではないだろう...
横光利一 「旅愁」
...なぜおろそかにいたしよった」亡兄の藤原時平も...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??