...今日は午前中は日差しが強かったが、昼過ぎに分陰が出て、少し涼しくなった...
...昼過ぎの空合を見ようとしたところで...
薄田泣菫 「森の声」
...三十二翌日は昼過ぎまでいた...
田山花袋 「田舎教師」
...昼過ぎから前方に陸が見えだし五時ごろにいよいよゲノアに着いた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...昼過ぎに、軽い夏の雨が降って来た...
徳田秋声 「足迹」
...空には朝も昼過(ひるす)ぎも夕方(ゆふがた)も...
永井荷風 「すみだ川」
...今年の虫干の昼過ぎ...
永井荷風 「虫干」
...はやく返すがいい」「きょう返そうと思う」「うん昼過ぎおそくならいるかもしれない」「どこかへ行くのか」「行くとも...
夏目漱石 「三四郎」
...三日の昼過ぎになっても返して来ず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昼過ぎから寺に来ていなすったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「その五郎助は昨夜酉刻(むつ)(六時)から戌刻(いつつ)までの間どこに居たんだ」「本所の御屋敷から呼出されて、昼過ぎから参り、戌刻過ぎにようやく帰って来ましたが」「あとは昨夜店をあけた者はあるまいな」「ヘエ――」「ところで、これはよく気をつけて正直に返事をして貰いたいが、研屋の暮し向きは近頃どんな具合になっているんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...帰ったのは昨日の昼過ぎで――」滝松――巾着切り上がりという...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中一日おいて三日目の昼過ぎでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三その翌る日の昼過ぎ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昼過ぎに覗いて見ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昼過――監獄の飯は早いのだ――強震あり...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...其翌日の昼過ぎ本郷の一友人を尋ねて...
二葉亭四迷 「平凡」
...いつも私たちは翌日の昼過ぎにそこを辞するのであつた...
牧野信一 「海棠の家」
...翌日も心の苦(くるし)みに堪え難くてや起きも上らで昼過ぐるまで床の内にあり...
村井弦斎 「食道楽」
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