...▲支那や朝鮮では今でも拷問(ごうもん)をするそうだが自分はきのう以来昼夜の別なく五体すきなしという拷問を受けた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...昼夜の別なく情炎の中に浸った...
辻潤 「ふもれすく」
...通常の天気ならば昼夜の別なく有効であるが...
寺田寅彦 「話の種」
...昼夜の別なく、彼の幻影は僕の眼前に彷彿とする...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...昼夜の別なく見張人を残しありたるなり...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...いかにしてまたいかなる方法でか? 否昼夜の別なく常になされている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...四カ月間昼夜の別なく十一メートルの深さの所で働いて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いつも昼夜の別なくレコードの流行歌が騒々しく聞える千束町を真直(まっすぐ)に北へ行き...
永井荷風 「草紅葉」
...銀座通には昼夜の別なく地中に鉄棒を打込む機械の音がひびきわたり...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...昼夜の別なく、樋の出口から勢いよく流れ出ているあの湯の熱量を、もし石炭で補給するとしたら、おそらく月に五十トンくらいは燃さなければならないであろう...
中谷宇吉郎 「温泉2」
...ソコデ一人は読む、一人は写すとして、写す者が少し疲れて筆が鈍(にぶっ)て来ると直(すぐ)に外(ほか)の者が交代して、その疲れた者は朝でも昼でも直(すぐ)に寝ると斯(こ)う云(い)う仕組(しくみ)にして、昼夜の別なく、飯(めし)を喰(く)う間(ま)も煙草(タバコ)を喫(の)む間(ま)も休まず、一寸(ちょい)とも隙(ひま)なしに、凡(およ)そ二夜三日(にやさんにち)の間(あいだ)に、エレキトルの処は申すに及ばず、図も写して読合(よみあわせ)まで出来て仕舞(しまっ)て、紙数(かみかず)は凡そ百五、六十枚もあったと思う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...昼夜の別なく最左翼へわたし達の旅団は強行軍を行つたのです...
北條民雄 「間木老人」
...昼夜の別なく厳重な尾行がついている...
牧逸馬 「土から手が」
...其処には昼夜の別なく怖ろしく明るい一つの灯火が点じてあつた...
牧野信一 「鏡地獄」
...自分はきのふ以来昼夜の別なく...
正岡子規 「病牀六尺」
...ジルベールとボーシュレーとの身辺には昼夜の別なく巡査と看守とが厳戒して一分時でも目を放たなかった...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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