...是非共に協力しましょう...
...彼女と結婚することを是非共に願っています...
...是非共に祝福しましょう! (Let's celebrate together!)...
...今後の展開について是非共に話し合いたいと思います...
...是非共に学び合いましょう! (Let's learn together!)...
...是非共あなたに読んで頂かう思ふたらかうするより外ないのですもの...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...御隠居様ニサン/″\云ワレテ参リマシタノニ」「是非共必要ナ買物ガアルンダ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...是非共出品なさい』などといはれたのであつたが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...「ソレカラ遠州ノ掛川ノ宿ヘ行ッタガ、昔、帯刀(たてわき)ヲ世話ヲシタコトヲ思イ出シタカラ、問屋ヘ行ッテ、雨ノ森ノ神主中村斎宮(いつき)マデ、水戸ノ御祈願ノコトデ行クカラ駕籠(かご)ヲ出セトイウト、直グニ駕籠ヲ出シテクレタカラ、乗ッテ、森ノ町トイウ秋葉街道ノ宿ヘ行ッタ、宿デ駕籠人足ニ聞イタラ、旦那ハ水戸ノ御使デ、中村様ヘ行カシャルト言ッタラ、一人カケ出シテ行キオッタガ、程ナク中村親子ガ迎エニ来タカラ、オレガ駕籠カラ顔ヲ出シタラ、帯刀ガキモヲツブシテ、ドウシテ来タト云イオルカラ、ウチヘ行ッテ委(くわ)シク咄(はな)ソウトテ、帯刀ノ座敷ヘ通リテ、斎宮(いつき)ヘモ逢ッタガ、江戸ニテ帯刀ガ世話ニナッタコトヲ厚ク礼ヲ云イオル、ソレカラ江戸ノ様子ヲ話シテ、思イ出シタカラ逢イニ来タト云ッタラ、親子ガ悦(よろこ)ンデ、マズマズ悠々ト逗留シロトテ、座敷ヲ一間明ケテ、不自由ナク世話ヲシテクレタカラ、近所ノ剣術遣イヘ遣イニ行クヤラ、イロイロ好キナコトヲシテ遊ンデ居タガ、ソノウチ、弟子ガ四五人出来テ、毎日毎日、ケイコヲシテイタガ、所詮ココニ長ク居テモツマラヌ故(ゆえ)、上方ヘ行コウト思ッタラ、長州萩ノ藩中ノ城一家馬トイウ修行者ガ来タカラ、試合ヲシテ、家馬ガ諸所歩イタトコロヲ書キ記シテイルウチ、家馬ガ不快デ六七日逗留ヲシタイトイウカラ、泊ッテイルウチハ立タレズ、イロイロト支度ヲシタラ、斎宮ハアル晩、色々異見ヲ云ッテクレテ、江戸ヘ帰レトイウカラ、最早決シテ江戸ヘハ帰ラレズ、此処(ここ)デ二度マデウチヲ出タ故、ソレハ忝(かたじけな)イガ聞カレヌト云ッタラ、ソンナラ、今暑イ盛リダカラ七月末マデ居ロトイウ故、世話ニモナッタカラ、振リ切ラレモ出来ヌカラ、向ウノ云ウ通リニシタラ、悦ンデナオナオ親切ニシテクレタ、毎日毎日、外村ノ若者ガ来テ、稽古ヲシテ、ソノ後デ、方々ヘ呼バレテ行ッタガ、着物ハ出来、金モ少シハ出来テ、日々入用ノモノハ、通帳(かよいちょう)ガ弟子ヨリヨコシテアルカラ、只(ただ)買ッテ遣ウシ、困ルコトモナク、ソコヨリ七里脇ニ向坂トイウ所ニ、サキ坂浅二郎トイウガイルガ、江戸車坂井上伝兵衛ノ門人故、江戸ニテ稽古ヲシテヤッタモノ故、ソコヘ度々(たびたび)行ッテ泊ッタガ、所ノ代官故ニ工面モイイカラ、オレガコトハイロイロシテクレ、ソレ故ニウカウカトシテ七月三日迄、帯刀ノウチニ逗留シテイタガ、アル日江戸ヨリ石川瀬兵衛ガ、吉田ヘ来ル序(ついで)ニ、今日ココヘヨルトイウカラ、座敷ノソウジヲシテイタラ、オレガ甥(おい)ノ新太郎ガ迎イニ来オッタカラ、ソレカラ仕方無シニ逢ッタラ、オマエノ迎エニ外ノ者ヲヤッタラ、切リチラシテ帰ルマイト、相談ノ上、ワタシガ来タカラ、是非共、江戸ヘ帰ルニシタ」ここのところ、「帰るにした」と切ったところ、文章が少し変だと神尾も感じたが、文章字句の変なのは、ここにはじまったのではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...小野さんは是非共ええと答えなければならぬ...
夏目漱石 「虞美人草」
...是非共お貞(さだ)さんを貰いたいという佐野のお凸額(でこ)とその金縁眼鏡(きんぶちめがね)を思い出した...
夏目漱石 「行人」
...しかしその頼み役には是非共自分が立たなければ済まなかった...
夏目漱石 「行人」
...往きには八番坑まで下りて行ったんだから帰りには是非共電車の通る所まで登らなければならない...
夏目漱石 「坑夫」
...ただ今の場合是非共聞き糺(ただ)さなくてはならん...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...是非共右か左へ片づけなければならないとまで切(せつ)に思いつめていた訳でもなかったけれども...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ある判切(はっきり)した方角へ是非共足を運ばなければならないと主張する男ではなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...是非共僕がついて行かなければならなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...記憶というと是非共時間を含んで来なければならなくなります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...しかしその事実から割り出される結果だけは是非共あなた方に聴いていただきたいのです」お秀はまた津田からお延の方に眼を移した...
夏目漱石 「明暗」
...是非共津田の腹のなかにいるこの相手を...
夏目漱石 「明暗」
...是非共その前に彼の細君を口説(くど)き落さなければならなかった...
夏目漱石 「明暗」
...是非共眼を動かさなければならない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...是非共志村玄叔を遣らうとおもつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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