...「うん帰る!」「よオし是非もない」鼠谷は歯ぎしりを噛んで二三歩ツツと下った...
海野十三 「火葬国風景」
...不幸にも遷延(せんえん)するという結果に陥ったのは是非もない...
海野十三 「地球盗難」
...が、それよりも、そなたが、拙者と一緒に、この土地をひそかに逃げ出しては下さらぬか」「まァ何という出し抜けの縁談であろう」「それがいやとなら、是非もない、改めて拙者は、そなたの手にて、毒蛇の為に咬まれよう...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...ついにその彫刻を作り得ずにしまう事はのこり惜しいが是非もない...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...強(た)って衣類腰の物まで欲しいとならば是非もないから刀を抜く」少年は坐りながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...是非もないことでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...殿様とよしんべえとおかしいよ」という評判が立ってしまったのは是非もないことで...
中里介山 「大菩薩峠」
...忽(たちま)ち姿を呑まれてしまうのは是非もないことで...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初からそういう無目的を目的として発向するなら是非もないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふるいおののくような事件が出現したのは是非もないことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...天下国家の談論風発であることは是非もないことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...狂犬同様のやつだから是非もないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...是非もない次第とでも言おうか...
夢野久作 「少女地獄」
...是非もないことである...
吉川英治 「三国志」
...誠実をもって人に接してゆきたい」「その誠実の通じる相手ならいいでしょうが」「通じる通じないは人さまざまで是非もない...
吉川英治 「三国志」
...われらは是非もない...
吉川英治 「私本太平記」
...が、是非もないぞや...
吉川英治 「新書太閤記」
...「見つかっては是非もない...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??