...けさも朝寝、といつても五時過ぎ、咳で覚めたのである、いやな夢も見たのだ、小人夢多し、是非もないかな...
種田山頭火 「其中日記」
...それは是非もない事だ」二人は...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...「是非もない」八郎太は...
直木三十五 「南国太平記」
...(是非もない――かかる上においては...
直木三十五 「南国太平記」
...悪女塚の台石一枚を抜き取りにかかったのは是非もないことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...命令も命令として徹底しないのは是非もない...
中里介山 「大菩薩峠」
...体質上是非もないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふるいおののくような事件が出現したのは是非もないことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...何となくさびれて見えるのは是非もないことでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「代官からの命令とあれば是非もない――尤も...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...郷土研究記者が悪口を言われたのは是非もないことであったが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...猫まで逃げ出す家庭争議の場面と化して行かれつつある事はまことに是非もない次第と申上(もうしあ)ぐべきでありましょう...
夢野久作 「奥様探偵術」
...却(かえ)って新青年誌の方が頭山老人の思想よりも立ち遅れている事を筆者は確信しているのだから是非もない...
夢野久作 「近世快人伝」
...さきに見届けに入った旗本たちにはその不審がすぐ不審と感じられなかったのは是非もないが...
吉川英治 「三国志」
...高氏の何かに惹かれているたゆたいがあったのは是非もない...
吉川英治 「私本太平記」
...すでにそこへ迫っていたのは是非もない……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...是非もないとしたらしく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...是非もないことです...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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