...凄い傑作だから是非とも見よ...
太宰治 「正義と微笑」
...僕は今夜此の手紙を見せて是非ともマアザアを説き伏せてしまはうと思つて居る...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...私は是非とも三四年は米国に居りたく思うて居ります...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...是非とも、後生一生の願いだと、頼んでみるのだ...
豊島与志雄 「好人物」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...猶更新太郎は是非とも行先を尋ねて...
永井荷風 「羊羹」
...まだその他に是非とも知りたいと思つてゐる事があつた...
永井荷風 「来訪者」
...是非とも男子の体力と智慮とに俟たねばならぬので...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...老人は三四日は是非ともお泊りなされと云つて...
林芙美子 「旅人」
...……ね?……」「それあ、さうしなくつちやなりませんよ、是非とも、村長さん!」「それで、婚礼はいつにするんで、お父(とつ)つあん?」と、レヴコーが訊ねた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...是非ともお供をしてまいるでござりましょう――どうぞ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「おさむらいさん、お前さんも、融通の利かねえお人だね――こうして、表から、是非とも、お目にかかりたいと、へえッて来るからには、まとまった用事があるものにきまっている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...是非ともそうしなくてはいけません...
山本周五郎 「新潮記」
...私の家(うち)の娘の初の節句に是非ともこちら様の奥様の押絵を飾らして頂きたいと存じまして...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...是非とも英、伊戦争にまで展開させて、欧州を今一度大混乱に陥れ、ロシアの極東政策をお留守にさせちゃって、その間に支那奥地の英、仏の勢力と、共産軍の根拠をタタキ潰(つぶ)さなくちゃならんというのが、日本の当局者の意向なんです」「そう都合よくまいりましょうか」「行きますとも...
夢野久作 「女坑主」
...折よく故郷から送って来た鶏卵素麺(けいらんそうめん)に「今度の庚戌会へは是非とも出席します」と言う意味の手紙を添えて...
夢野久作 「少女地獄」
...是非とも殺されなければ都合の悪い運命を背負っている若い連中が何人...
夢野久作 「戦場」
...恥知らずな事をしなければならないものならば……そうして僕が是非ともコンナ研究に関係しなければならない人間ならば...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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