...是非とも秀林院様をおん渡し候へ...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...」「家内は大喜びで是非とも願いたいと言いますよ...
泉鏡花 「婦系図」
...是非とも被征服階級自身の心中に...
大杉栄 「征服の事実」
...是非とも望みを叶(かな)えずには措(お)けないようになった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...唯それだけを是非とも知って見たくなった...
谷崎潤一郎 「秘密」
...処が人々は、或る階級イデオロギーを組織するために、是非とも、例えば国民道徳というような一定の領域に限って、特に東洋哲学的な――それは結局国粋的な――範疇体系を選ばねばならぬ...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...凡ゆる現象が経験的な意識(それは現実的な意識という意味であるが)にとり入れられるためには das Gleichartige の結合とこの同様なるものの多様の総合的な統一の意識に是非とも依らねばならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...是非とも脱皮しなければならないのだ...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...是非とも幕府の仕置場即ち鈴ヶ森か小塚ッ原でせねばならぬ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...是非とも出ろという事であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...客観文学が是非とも起って参る訳だと考えます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...是非ともひとつあなたには...
牧野信一 「病状」
...是非とも銑太郎をとらへて当分の借用を申出ようと思つてゐるのに...
牧野信一 「冬物語」
...それは是非ともわれら植物分類研究者の手によってその完成を理想として...
牧野富太郎 「植物記」
...是非とも要求する...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...是非とも学ばねばならないことのために用いようではありませんか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その一人は是非とも女であって...
柳田國男 「歳棚に祭る神」
...顔とかを是非とも思い出させなければならぬ責任とか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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