例文・使い方一覧でみる「是迄」の意味


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...そこで女王は是迄久しい間...   そこで女王は是迄久しい間の読み方
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」

...是迄(これまで)とは違(ちが)つた經濟上(けいざいじやう)の状態(じやうたい)が出(で)て來(く)る...   是迄とは違つた經濟上の状態が出て來るの読み方
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」

...實際(じつさい)に於(おい)ては世(よ)の中(なか)は少(すこ)しも是迄(これまで)と變(かは)らないでは無(な)いか...   實際に於ては世の中は少しも是迄と變らないでは無いかの読み方
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」

...けふの奮戰挌鬪を是迄に留め引き分けむ...   けふの奮戰挌鬪を是迄に留め引き分けむの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...是迄の仕來りを以て...   是迄の仕來りを以ての読み方
徳永直 「光をかかぐる人々」

...支那人が是迄積み上げた事業と云ふ者を十分に研究して見なければならぬ...   支那人が是迄積み上げた事業と云ふ者を十分に研究して見なければならぬの読み方
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」

...天下ノ評定所デ筋違イノ不礼ヲタダス者ハ是迄聞キマセヌ...   天下ノ評定所デ筋違イノ不礼ヲタダス者ハ是迄聞キマセヌの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...七十四神尾主膳は、せっかく興味をもって読みつづいていた勝の親父の自叙伝を、さきにはビタが来て妨げ、今はお絹が来て中断されたが、さきのビタは問題にならず、お絹の話して行った言句が気になって、これからは、うつろに何枚かの丁を飛ばして行ったが、ふと、しまい際へ来て、女、という文字に釣り込まれて読みついでみると、「オレガ山口ニ居タ時分ダガ、或女ニホレテ困ッタコトガアッタガ、ソノ時ニ、オレガ女房ガソノ女ヲ貰ッテヤロウト云イオルカラ、頼ンダラバ、私ヘ暇ヲ呉レトイウカラ、ソレハナゼダト云ッタラ、女ノウチヘ私ガ参ッテ、是非トモ貰イマスカラ、先モ武士ダカラ、挨拶ガ悪イト、私ガ死ンデモライマスカラ、ト云ッタ、ソノ時ニ短刀ヲ女房ヘ渡シタガ、今晩参ッテキット連レテ来ルト云ウカラ、オレハ外ヘ遊ビニ行ッタラバ、南平ニ出先デ出会ッタ故(ゆえ)、何事無シニ咄(はな)シテ居タラバ、南平ガ云ウニハ、勝様ハ女難ノ相ガ厳シイ、心当リハ無イカト尋ネルカラ、右ノ次第ヲ咄シタラバ、ソレハヨクナスッタト云ウカラ、別レテ、又々、関川讃岐トイウ易者ト心易(こころやす)イカラ、通リガカリニ寄ッタラ、アナタハ大変ダ、上レトイウ故、上ヘ通ッタラバ、女難ノコトヲ云イオッテ、今晩ハ剣難ガ有ルガ、人ガ大勢痛ムダロウトテ、心当リハ無イカト尋ネルカラ、初メヨリノコトヲ話シタラバ肝ヲツブシテ、段々深切ニ意見ヲシテクレテ、女房ハ貞実ダト云ッテ、以来ハ情ヲ懸ケテヤレ、トイロイロ云ウカラ、考エテミタラバ、オレガ心得違イダカラ、夕方ウチヘ飛ンデ帰ッタラ、隠居ニ娘ヲ抱カセテ男谷(おたに)ヘヤッテ、女房ハ書置ヲシテウチヲ出ルトコロヘ帰ッテ、ソレカラ漸々(ようよう)止メテ、何事モ無カッタガ、是迄、度々、女房ニモ助ケラレシコトモアッタ、ソレカラハ不便(ふびん)ヲカケテヤッタガ、ソレマデハ一日デモ、オレニ叩カレヌトイウコトハ無カッタ、此ノ四五年、俄(にわ)カニ病身ニナッタモ、ソノセイカモ知レヌト思ウカラ、隠居様ノヨウニシテ置クワ」こういうおやじの兄弟も大抵ではないが、細君となるものがことさら思いやられる...   七十四神尾主膳は、せっかく興味をもって読みつづいていた勝の親父の自叙伝を、さきにはビタが来て妨げ、今はお絹が来て中断されたが、さきのビタは問題にならず、お絹の話して行った言句が気になって、これからは、うつろに何枚かの丁を飛ばして行ったが、ふと、しまい際へ来て、女、という文字に釣り込まれて読みついでみると、「オレガ山口ニ居タ時分ダガ、或女ニホレテ困ッタコトガアッタガ、ソノ時ニ、オレガ女房ガソノ女ヲ貰ッテヤロウト云イオルカラ、頼ンダラバ、私ヘ暇ヲ呉レトイウカラ、ソレハナゼダト云ッタラ、女ノウチヘ私ガ参ッテ、是非トモ貰イマスカラ、先モ武士ダカラ、挨拶ガ悪イト、私ガ死ンデモライマスカラ、ト云ッタ、ソノ時ニ短刀ヲ女房ヘ渡シタガ、今晩参ッテキット連レテ来ルト云ウカラ、オレハ外ヘ遊ビニ行ッタラバ、南平ニ出先デ出会ッタ故、何事無シニ咄シテ居タラバ、南平ガ云ウニハ、勝様ハ女難ノ相ガ厳シイ、心当リハ無イカト尋ネルカラ、右ノ次第ヲ咄シタラバ、ソレハヨクナスッタト云ウカラ、別レテ、又々、関川讃岐トイウ易者ト心易イカラ、通リガカリニ寄ッタラ、アナタハ大変ダ、上レトイウ故、上ヘ通ッタラバ、女難ノコトヲ云イオッテ、今晩ハ剣難ガ有ルガ、人ガ大勢痛ムダロウトテ、心当リハ無イカト尋ネルカラ、初メヨリノコトヲ話シタラバ肝ヲツブシテ、段々深切ニ意見ヲシテクレテ、女房ハ貞実ダト云ッテ、以来ハ情ヲ懸ケテヤレ、トイロイロ云ウカラ、考エテミタラバ、オレガ心得違イダカラ、夕方ウチヘ飛ンデ帰ッタラ、隠居ニ娘ヲ抱カセテ男谷ヘヤッテ、女房ハ書置ヲシテウチヲ出ルトコロヘ帰ッテ、ソレカラ漸々止メテ、何事モ無カッタガ、是迄、度々、女房ニモ助ケラレシコトモアッタ、ソレカラハ不便ヲカケテヤッタガ、ソレマデハ一日デモ、オレニ叩カレヌトイウコトハ無カッタ、此ノ四五年、俄カニ病身ニナッタモ、ソノセイカモ知レヌト思ウカラ、隠居様ノヨウニシテ置クワ」こういうおやじの兄弟も大抵ではないが、細君となるものがことさら思いやられるの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...是迄ノ所行ガオソロシクナッタ...   是迄ノ所行ガオソロシクナッタの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...「正門が立派でなければ愛校心が湧くものではない」といつて是迄の木の門は打倒され...   「正門が立派でなければ愛校心が湧くものではない」といつて是迄の木の門は打倒されの読み方
中原中也 「校長」

...是迄変化したんだから...   是迄変化したんだからの読み方
夏目漱石 「それから」

...私とて是迄彼等の遣口(やりくち)には疑い乍らも十度に一度は真物に出喰わさない事も無かろうと微(わず)かな希望を抱き...   私とて是迄彼等の遣口には疑い乍らも十度に一度は真物に出喰わさない事も無かろうと微かな希望を抱きの読み方
西尾正 「陳情書」

...就(つい)ては是迄(これまで)の勘定(かんじょう)は...   就ては是迄の勘定はの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...『齒(は)を露出(むきだ)してるものは猫(ねこ)の他(ほか)に!私(わたし)が是迄(これまで)に見(み)たものゝ中(うち)で一番(ばん)奇妙(きめう)なのは』愛(あい)ちやんは幾(いく)らも歩(ある)かない中(うち)に...   『齒を露出してるものは猫の他に!私が是迄に見たものゝ中で一番奇妙なのは』愛ちやんは幾らも歩かない中にの読み方
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」

...愛(あい)ちやんは是迄(これまで)にこんな奇妙(きめう)な毬投場(まりなげば)を見(み)たことがないと思(おも)ひました...   愛ちやんは是迄にこんな奇妙な毬投場を見たことがないと思ひましたの読み方
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」

...医術申合会頭是迄山田玄瑞仕来候所...   医術申合会頭是迄山田玄瑞仕来候所の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...先は晩方、是迄に御坐候...   先は晩方、是迄に御坐候の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...其方儀是迄被下置候禄高之内五十石世禄に被仰付...   其方儀是迄被下置候禄高之内五十石世禄に被仰付の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

「是迄」の読みかた

「是迄」の書き方・書き順

いろんなフォントで「是迄」


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気障   全一   ピストンリング  

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