...その問題は是程の対応で解決できます...
...是程の情報しか持っていません...
...この案件は是程に報告済みです...
...是程の取り決めで進めさせていただきます...
...是程のご了承をいただきたいと思います...
...是程の晴業を遂げたは人には知られぬ愉快であつた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...是程(これほど)憎(にく)むべき罪惡(ざいあく)は無(な)いなど...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...奈良とへめぐつて是程心の落つくのを覚えた事は今迄無かつた...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...是程精工業に巧妙な者が今日コツトンに於て天下有數の地位を得たからと云つて少しも不思議はない...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...外人の記事に是程の相違は有り得べし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...到底長塚君の「土」の爲に是程言辭を費やす事は出來ない理窟だからである...
長塚節 「土」
...是程の骨折は、たゞに病中の根氣仕事として餘程の決心を要するのみならず、如何にも無雜作に俳句や歌を作り上げる彼の性情から云つても、明かな矛盾である...
夏目漱石 「子規の畫」
...漱石は普通の小説家に是程寫生趣味を解したるものなしと主張す...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...もう是程に進化――進化の裏面を見ると...
夏目漱石 「それから」
...無能力な事は車屋(くるまや)と同(おん)なしですもの」代助は今迄嫂(あによめ)が是程適切な異見を自分に向つて加へ得やうとは思はなかつた...
夏目漱石 「それから」
...僕は君から是程深刻な復讐(かたき)を取られる程...
夏目漱石 「それから」
...到底(とうてい)長塚君の「土」の為に是程(これほど)言辞を費やす事は出来ない理窟(りくつ)だからである...
「『土』に就て」
...聯合軍に対して是程(これほど)持ち応(こた)へやうとは誰しも思つてゐなかつた位に強い...
夏目漱石 「点頭録」
...事件が是程(これほど)充実してゐる割に性格が出てゐないのが不思議である...
夏目漱石 「『煤煙』の序」
...是程(これほど)の挨拶(あいさつ)をどの位(くらゐ)繰(く)り返(かへ)して來(き)たか分(わか)らなかつた...
夏目漱石 「門」
...又是程大な事件はなきに...
南方熊楠 「人柱の話」
...サレバ是程(これほど)ノ宝ヤハアルベキ」云々...
柳宗悦 「蓑のこと」
便利!手書き漢字入力検索