...是等を観察し、彼を沈思す...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...是を以てコデと為ることを得る...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...是等の幼児は、此儘にして終に死すべきか...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...僕は佐々と是非無線電話で話をしてみたいのです」「ああそうか...
海野十三 「地球盗難」
...是に由て之れを見れば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大學の學問なども是は祕密にして傳授すべきものかも知れぬと思ひます(笑聲起る)...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...既に無くなつて仕舞つた本が是れに載つて居ります...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...しかるに学制の上ではこの旧穢多もまた普通の人民であるから是非とも就学させねばならない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...是から先(さき)はもう云ふ必要がないと感じた...
夏目漱石 「それから」
...是(これ)といふ程(ほど)判然(はつきり)した凝(こ)り整(とゝの)つた何物(なにもの)も有(も)つてゐなかつたからである...
夏目漱石 「門」
...一時休学して是非学校をつづけるように忠告してくれました...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...是非渡してくれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...是非(ぜひ)一つ僕の郷里へ勧(すすめ)て実施させたいと思うが素人(しろうと)にはとても駄目(だめ)だね...
村井弦斎 「食道楽」
...為山は明治十一年、玄漁は十三年、隣春(ちかはる)は十五年、等栽は二十三年、是真は二十四年、晏川(あんせん)と清満とは二十五年、永機は三十七年である...
森鴎外 「細木香以」
...衆理想皆是にして又皆非なるがためなりといふ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...是はまったく世人が歴史の沿革を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...そしてのめるが如くその影を追ったものの――かれはしどろに迷いみだれた――搦めたものか、見遁(のが)したものか、いずれが是、いずれが非か、と...
吉川英治 「大岡越前」
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