...◇今度の休戦が昨年の十一月十一日の十一時に成立つたといふので...
薄田泣菫 「茶話」
...深刻すぎて、とうとう昨夜、兄さんから忠告を受けた...
太宰治 「正義と微笑」
...一昨々日をもって竣工し...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...昨夜じゅう歩きつづけたのに違いないけれども...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...昨日までのやうでは...
種田山頭火 「其中日記」
...昨日(きのう)江州(ごうしゅう)から上京したばかりだと云った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...小雨そぼ降る七夕の昨夜(ゆうべ)久しく隠まって置いたかのお園は何処(いずこ)へか出奔(しゅっぽん)してしまったものと見え今朝方(けさがた)寝床は藻抜(もぬけ)の殻となり...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...「昨夜(ゆうべ)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨日と同じく畳の上に月の光が洩れて来た...
原民喜 「焚いてしまふ」
...昨日あはれと見しは昨日のあはれ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...なにもかもおだやかな風景のなかにしずまり、この幽邃な湖のほとりで、昨日、あんな悲劇があったとは、どうしても信じられなかった...
久生十蘭 「泡沫の記」
...昨日(きのう)……たしか昨日(きのう)と思うが...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...昨今になって陛下の御気分はおよろしかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昨日の晩は二十ぺんもやったとふれ歩いた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そうして此度(こんど)の歌舞伎座の興行は昨年の春お亡くなりになった貴方様のお父様...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...同校長は昨三日早朝...
夢野久作 「少女地獄」
...矢代にはそれがまだ昨日とつづいている日常の水脈のように親しく見え...
横光利一 「旅愁」
...幕営二百余里にわたる大軍を編制しました」「そいつは捨ておけん」「もとよりのことです」「で――まだ詳報はこないか」「昨夜...
吉川英治 「三国志」
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