...前のトラックから米兵が連絡に来て「このさきの集落で昨日...
石川欣一 「比島投降記」
...昨日午前再び下小路(しもこうぢ)なる久子の家まで帰つた...
石川啄木 「鳥影」
...□かつちやんは寺島村の白(しら)ひげ様の横町にこんど越しましたと昨日通知が来ました...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年四月号)」
...――昨日自分のギプスを眺めた時...
梅崎春生 「狂い凧」
...昨夜、悪戦苦闘した乗客たちは、何だか、まだ夢を見ているのではないかという気がしてならなかった...
海野十三 「空襲警報」
...一昨年の春野村と云う人の縁談を断った時...
谷崎潤一郎 「細雪」
...昨夜は福岡で大尽でもあるかのやうな派手な泊り方をした...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...昨日(きのう)奈良(なら)より宇治に宿りて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...昨日(きのう)お延の帰る前に...
夏目漱石 「明暗」
...昨夜と六月五日の晩に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その友にしたところで、昨夕、大きなリツクを背負ひながら私のところへ立寄つたのだつた...
原民喜 「海の小品」
...そこへ昨夜の小尾老人が迎へに来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昨夜けい古した「ハリキリ」を歌ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...誰も昨日のことなどを気にしてゐる者もなかつたし...
牧野信一 「山彦の街」
...流轉の身を東京に落着けた時から始まる昨日に變る生活を描いた處になつて...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...ゆっくり昨夜話し...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それにあなたの昨夕のお話本当なら...
横光利一 「旅愁」
...そこへ昨夜手にした健吉さんからの便りにも...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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