...何処か曖昧(あいまい)に出来ている為...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...不眠と不昧と、そして転向...
種田山頭火 「其中日記」
...極めて曖昧なる位置に立ちしなり(中には横井小楠の如き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この文学という一つのそれ自身は曖昧な併し効果から云って有力な...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...嗜虐的な快感を昧おうとするのではない...
外村繁 「澪標」
...それから先がすっかり曖昧になってきました...
豊島与志雄 「旅だち」
...その人には勇壮な方面と曖昧(あいまい)な方面とがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...曖昧な疑問が生ずるといふことが比較的少くなる...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...極めて曖昧(あいまい)なものなのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう曖昧なことをいうのは...
中谷宇吉郎 「温泉2」
...私はただ若い時ならなれるだろうと曖昧(あいまい)な返事をしておきました...
夏目漱石 「こころ」
...これもやはり己靈の光輝を昧(くら)ましてゐることに變りはないのである...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...曖昧な言い方はよしてくれ」「曖昧ではないはずじゃないか...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...「どうしてさう兄さんは曖昧なことばかりいふの...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...この草昧(そうまい)の時代の...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...さういふ事實があつたとしても曖昧なあやふやの記憶だと答へた...
室生犀星 「渚」
...是れ昧者(まいしや)...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...遊山(ゆさん)やぜいたくもしたい三昧(ざんまい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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