...何か僕の人格も曖昧(あいまい)になるのを感じてゐる...
芥川龍之介 「僕は」
...詩なりと言わばもとより昧者(まいしゃ)の言のみ...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...曖昧微温な民衆側の議論は非民衆側の直截熱烈な議論を誘(いざ)なわない...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...シユニツツレルの『恋愛三昧』などはこれから思ふと...
田山録弥 「社会と自己」
...曖昧な手紙がいったらしい...
豊島与志雄 「紫の壜」
...仕事も曖昧雑駁(あいまいざっぱく)なものとなり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...曖昧(あいまい)な言葉ではあるが...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...主人の言葉の曖昧さが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金があるにまかせての遊蕩三昧で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いゑ別段これといふ物も御座りませぬとて至極曖昧の答へなり...
樋口一葉 「うつせみ」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...曖昧にしておくと嘘になる...
久生十蘭 「あなたも私も」
...アハハハ」戯言(ぎげん)とも附かず罵詈(ばり)とも附かぬ曖昧(あいまい)なお饒舌(しゃべり)に暫らく時刻を移していると...
二葉亭四迷 「浮雲」
...及びおそらくは実際曖昧な不定な感情以外には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...佐藤春夫氏の「放浪三昧」なのである...
山之口貘 「楽になったという話」
...すぐ刀を抜きたがるような者は野蛮で愚昧だ...
山本周五郎 「いさましい話」
...愚昧(ぐまい)な遺族を擁して...
吉川英治 「新書太閤記」
...覚快法親王(かくかいほうしんのう)より三昧(さんまい)の奥儀(おうぎ)をうけて...
吉川英治 「親鸞」
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