...愚昧にして下さいますな...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...わたしにおいては芸術三昧即信仰三昧なんであろう...
上村松園 「芸術三昧即信仰」
...有難いよりも勿躰なかつた(昧々さんの人柄を語るに最もふさはしい事実だ)...
種田山頭火 「行乞記」
...それは何といふとりとめもない曖昧なものだらう...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...」と嫂も曖昧(あいまい)なことを言った...
徳田秋声 「新世帯」
...この事蹟を「印刷文明史」に據つてみると曖昧である...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...愚劣蒙昧のはしっくれがある...
豊島与志雄 「崖下の池」
...」と彼は曖昧な返事をして...
豊島与志雄 「香奠」
...」私は曖昧な微笑を浮べる...
豊島与志雄 「聖女人像」
...実にこうした蒙昧(もうまい)期にある...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...良人との衝突も度重(たびかさ)なって洋燈(らんぷ)を投げつけるやら刃物三昧(はものざんまい)などまでがもちあがった...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...曖昧な様子がなくなり...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...三昧堂へ寄り新刊二冊...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...されど元日前十五日立春の年と元日後十五日立春の年とを比較すれば気候に三十日の遅速あり)右の如く昔は歳初と春初と区別あるが如くなきが如く曖昧に過ぎ来りしが明治に至り陽暦の頒布(はんぷ)と共に陰暦は公式上廃せられたれば両者は断然と区別せられて一月一日は毎年冬季中に来る者と定まれり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...滿足等に於いては普通此分極は極めて曖昧であり...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...そんな愚昧さのない街へもう今宵は我らの歩みを移しませう...
三好達治 「測量船拾遺」
...それらの遊戯三昧(ざんまい)のみで...
吉川英治 「私本太平記」
...曖昧な描写だと言ってよい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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