...彼の芸術に対する曖昧(あいまい)な態度を隠そうとしたこともある...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...頌(じゅ)ニ曰ク、不落不昧、両彩一賽(いっさい)、不昧不落、千錯万錯...
田中英光 「野狐」
...亜米利加(アメリカ)人の観光客みたいに曖昧に感心しておいて...
谷譲次 「踊る地平線」
...極めて曖昧なる位置に立ちしなり(中には横井小楠の如き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...世間の無知な蒙昧な人民達はどっちの言い分を信じるかあてになったものではない...
戸坂潤 「社会時評」
...曖昧なものなのだ...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...どこからが思想だかはなはだ曖昧(あいまい)になります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...打ち明けて下さらなかったんです」「こうならない前」という言葉は曖昧(あいまい)であった...
夏目漱石 「明暗」
...野蛮草昧(そうまい)の世の中なれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ひどく曖昧ですよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...今ハ蒙昧ノ 露ハナル領域ニサヘ驕ルスベモナイ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...釣三昧に入つて居るので...
正木不如丘 「健康を釣る」
...最も蒙昧な種族といえども恥辱とするような極端な行いをしているのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「羅生門」「地獄変」「戯作三昧」その他...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...然(さ)りとて理を談ずるを聞くことだに能はざる世の昧者(まいしや)に...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...昧(くら)いうちから起きて子供らが水を浴びる...
柳田国男 「年中行事覚書」
...都でしたい三昧の婆娑羅(ばさら)な生涯を送るつもりだ……...
吉川英治 「私本太平記」
...無我と三昧(さんまい)に過ごしているだけのことなのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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