...春陽堂には前田曙山(まえだしょざん)が座し...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...春陽堂から発行してゐた...
宇野浩二 「思ひ出すままに」
...春陽堂から出版した「土佐の方言」の口繪にそれを木版手刷にして入れた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...改造文庫・春陽堂文庫・の順でこれに次ぐのである...
戸坂潤 「読書法」
...(卒業しなかつたのは、このせゐである)それまではよかつたが、卒業すると、学資は絶えるし、子供が一人生れてくるし、細田源吉と田中純とは、春陽堂へ、保高(やすたか)徳蔵は、読売へ、宮島新三郎はパトロンがゐるし、西条八十には女学生のフアンが――取残されたのは、青野季吉(すゑきち)と、僕とで、青野は、毎日夫婦喧嘩をしては、その報告と、休養とに、出てくる...
直木三十五 「貧乏一期、二期、三期」
...書肆春陽堂主人和田利彦と余とを加へて十一人なり...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...)明治の末年に小説を出す本屋は春陽堂...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...紅葉先生の著作は初から晩年の金色夜叉に至るまで皆春陽堂から出てゐたのですが...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...後年私の全集が春陽堂から出た時「あめりか物語」と「ふらんす物語」とが初博文館の出版であつたにも係らず博文館から苦情を云はなかつたのは瀧口入道や金色夜叉などを無断でそれ/″\の全集に編入した弱身が在つた為だと云ふ話です...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...春陽堂荷風全集第二巻に当てんがため...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...春陽堂店員全集第一巻製本見本を旅亭へ送り来る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...偏奇館漫録の草稾を春陽堂に郵送す...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...偏奇館漫録第三を春陽堂に郵送す...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...旧作の脚本を取りまとめて春陽堂に送る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...春陽堂の「新小説」は純文學を掲載することに略々態度が極つてゐた...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...春陽堂に取つては...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...木村という人の訳のブルージエを春陽堂がよこし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...春陽堂の新小説の宙外...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
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