...春陽堂から出版されました...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...以前春陽堂文庫であったか...
戸坂潤 「読書法」
...(卒業しなかつたのは、このせゐである)それまではよかつたが、卒業すると、学資は絶えるし、子供が一人生れてくるし、細田源吉と田中純とは、春陽堂へ、保高(やすたか)徳蔵は、読売へ、宮島新三郎はパトロンがゐるし、西条八十には女学生のフアンが――取残されたのは、青野季吉(すゑきち)と、僕とで、青野は、毎日夫婦喧嘩をしては、その報告と、休養とに、出てくる...
直木三十五 「貧乏一期、二期、三期」
...その頃文学小説の出版としいへば殆ど春陽堂一手の専門にて作家は紅葉(こうよう)露伴(ろはん)の門下たるにあらずんば殆どその述作を公(おおやけ)にするの道なかりしかば...
永井荷風 「書かでもの記」
...其の為私のものは春陽堂が引受けることになつたのです...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...昭和二年七月春陽堂の編輯した『明治大正文学全集』第三十一編にも『すみだ川』が載せられている...
永井荷風 「すみだ川」
...春陽堂より荷風全集校正摺を送り来る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...春陽堂主人来り余が拙句を木板摺にして販売したしと請ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...午後春陽堂の人来りて全集第二巻再版の検印を請ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...春陽堂の林氏全集第三巻出版届を持来りて署名捺印を請ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...偏奇館漫録を春陽堂に送る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...偏奇館漫録第三を春陽堂に郵送す...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...春陽堂の人来り全集第二巻五版の検印を求む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...春陽堂店員来り、余が旧作の脚本をあつめて一巻となし出版せむことを請ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...風俗画報(初号当時のもの)春陽堂の美術世界なぞ立派に古書珍本の中に数へらるゝなり...
永井荷風 「古本評判記」
...「ロッパ自叙伝」を春陽堂から出すことを話すと大乗気で色々はかどった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それから春陽堂書店へ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...発行元の春陽堂へ問ひ合せて道人の住所を知り...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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