...われは星斗のきらめける空を仰ぎ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...夜天(やてん)に星斗(せいと)闌干(らんかん)たれど...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
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内田魯庵 「八犬伝談余」
...あるいは星斗闌干(せいとらんかん)たるの夜...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...上弦の月いつしか沒して、星斗闌干たり...
大町桂月 「川越夜行記」
...星斗は開く天の陣山河はつらぬ地の營所...
土井晩翠 「天地有情」
...仰げば銀河影冴えて無數の星斗光濃し...
土井晩翠 「天地有情」
...雨と雪と月光とまた爛々たる星斗(せいと)の光によりて唯(ただ)さへ淋しき夜景に一層の閑寂(かんじゃく)を添へしむるは広重の最も得意とする処なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...自分は星斗(せいと)賑(にぎは)しき空をば遠く仰ぎながら...
永井荷風 「黄昏の地中海」
...風雨一過、星斗森然たり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...星斗(せいと)闌干(らんかん)として天に満つるの有様ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...星斗の現われ出る快さがある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...仰いで星斗(せいと)を視(み)れば皆(みな)光大(ひかりだい)...
夏目漱石 「草枕」
...そして無限の星斗...
百田宗治 「君達に送る――新しい民衆の精神」
...神(しん)凝(こ)り、鬼(き)沈(しず)み、星斗と相語り、地形と相抱擁(あいほうよう)して倦(う)むところを知らず...
夢野久作 「狂人は笑う」
...一天の星斗(せいと)を焦(こ)がし...
吉川英治 「三国志」
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