...昔時(むかし)「パリサイ」の師「ニコデモ」...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...昔時は鹿を指して馬という...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...昔時はかかる間違いの幽霊が...
井上円了 「おばけの正体」
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上村經吉 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...経済未発達の昔時(せきじ)に比して...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...ために今日の戦争は昔時に比して一層悲惨の状況を呈することとなった...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...あたかも昔時(せきじ)の我が琉球(りゅうきゅう)の如きものであったかも知らぬ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...どこかにミールダアル城の昔時を偲(しの)ばせるものが多分にあり...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...優勝劣敗の大法則は昔時のごとく否むしろ昔日よりいっそう快活・周密に行なわるることを信ずといえども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...しかし安政五年といへば「昔時本邦創成の和歐活字製作略傳」を信ずるかぎり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...昔時の俤(おもかげ)や...
直木三十五 「南国太平記」
...浅薄(せんぱく)なる観察者には昔時(せきじ)に戻りたる感じを起させるけれども...
夏目漱石 「教育と文芸」
...昔時(せきじ)、ローマ時代には徳という字と勇気という字とは二つ別々に存在しなかった...
新渡戸稲造 「自警録」
...お鯉自身もどんなに困っても昔時(むかし)の通りだということを...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...彼女は昔時(いにしえ)の太夫職(たゆうしょく)の誇りをとどめた才色兼美の女で...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...元來は山林であつたのである――叡山の如きは文字的に既に叢林であるが――昔時印度人が俗の生活を了つて修業する時は乃ち山へ這入り...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...方識昔時高尚士...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...昔時鳥は馬の沓を造る職人で...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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