...昔時人々は一定の日に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...昔時(むかし)「パリサイ」の師「ニコデモ」...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...あたかも昔時(せきじ)の我が琉球(りゅうきゅう)の如きものであったかも知らぬ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...どこかにミールダアル城の昔時を偲(しの)ばせるものが多分にあり...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...昔時においては汗を流し骨を折り...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...優勝劣敗の大法則は昔時のごとく否むしろ昔日よりいっそう快活・周密に行なわるることを信ずといえども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...然れども昔時行旅の便甚だ難きに馴れて...
長塚節 「草津行」
...昔時のローマン主義のように空想に近い理想を立てずに...
夏目漱石 「教育と文芸」
...本県の中学は昔時(せきじ)より善良温順の気風をもって全国の羨望(せんぼう)するところなりしが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...昔時ハ禽獸ハ唯本能アリテ...
西周 「人智論」
...昔時(せきじ)、ローマ時代には徳という字と勇気という字とは二つ別々に存在しなかった...
新渡戸稲造 「自警録」
...昔時(せきじ)の得意を夢み...
新渡戸稲造 「自警録」
...昔時(せきじ)の物語にもある通り...
新渡戸稲造 「自警録」
...また昔時(せきじ)シナの妃(きさき)が庭園を散歩し...
新渡戸稲造 「自警録」
...お鯉自身もどんなに困っても昔時(むかし)の通りだということを...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...そして半井氏は――昔時(むかし)は知らずやや老いての半井氏は...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...七六長者屋敷は昔時長者の住みたりし址(あと)なりとて...
柳田国男 「遠野物語」
...昔時は大木が立ちこめてゐたその大木の根が地中深くまで燃え込んで行くのであらう...
吉江喬松 「山岳美觀」
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