...昔時人々は一定の日に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...昔時は、ヤソ教は毎日礼拝を行い、その時間またいたって長く、日曜のごときはほとんど終日礼拝を行いしが、今日はしからず、毎日曜に限り礼拝、説教あるのみ...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...なお昔時の風あり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...昔時はかかる間違いの幽霊が...
井上円了 「おばけの正体」
...あたかも昔時(せきじ)の我が琉球(りゅうきゅう)の如きものであったかも知らぬ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...昔時(せきじ)に於ける山中鹿之介坂田公時も山家育ちなり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...どこかにミールダアル城の昔時を偲(しの)ばせるものが多分にあり...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...伊吹山や靈仙山や其等の山々が皆昔時の東山道(とうさんだう)の通路を阨してゐたといふことは一望して明かに肯かれる...
近松秋江 「湖光島影」
...わが邦にして昔時(せきじ)の面目を一変したりとて...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...しからばすなわちかの欧州なるものはその昔時においては政治社会をもって生活社会を支配したるにかかわらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「印刷大觀」の「昔時本邦創成の和歐活字製作略傳」には次のやうに書いてある...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...文化の進歩とともに昔時(せきじ)のごとき蛮勇(ばんゆう)の必要はいちじるしく減少(げんしょう)したけれども...
新渡戸稲造 「自警録」
...わが輩は話にまぎれてとかく昔時(むかし)のことのみを述べたが...
新渡戸稲造 「自警録」
...また昔時(せきじ)死生を共にせし自由党有志者の堕落軽薄を厭(いと)えり...
福田英子 「妾の半生涯」
...又明月記に元久二年二月二十三日御七条院此間予可儲肴等持参令取居之長櫃一土器居小折敷敷柏盛海松覆松とあれば昔時は貴人も食用に供せられたるならん」「又海藻の種類は多し模様として応用得べきもの少からず然れども古来諸種の工芸品の模様に応用せられたるものは実にみるのみなりみるは其形状のみならず体色も用ひられてみる色といへる緑に黒みある色をも造られたり」とある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...吾等は始めて昔時ガマズミの実を染料にしたという事実を幸に把握する事が出来たのである...
牧野富太郎 「植物記」
...昔時 TIEDEMANN が言語を以て窘迫の餘...
森林太郎 「「言語の起原」附記」
...七六長者屋敷は昔時長者の住みたりし址(あと)なりとて...
柳田国男 「遠野物語」
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