...昔日の思い出が蘇る...
...彼女は昔日のように髪を切った...
...昔日の友人と再会した...
...昔日の言葉を引き合いに出す...
...彼は昔日の栄光を取り戻すために努力している...
...今度欧米を巡回して帰朝するに及び昔日に数倍し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...昔日本一の妖術の大家が越後に住んでゐたさうです...
江南文三 「佐渡が島から」
...あの折角の印度更紗(インドさらさ)の窓かけも最早や昔日(せきじつ)の俤(おもかげ)を止(とど)めず煤(すす)けてしまい...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...一つには筑摩家の方に最早や昔日の権勢がなく...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...だが作家等が昔日のやうに...
中原中也 「近頃芸術の不振を論ず」
...昔日(せきじつ)鎖国の世なれば...
福沢諭吉 「学者安心論」
...未(いま)だ昔日(せきじつ)の上士に及ばざるもの尠(すく)なからずといえども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...農商も昔日(せきじつ)の素町人(すちょうにん)・土百姓(どびゃくしょう)に非ずして...
福沢諭吉 「徳育如何」
...全く昔日の面かげなき悲しい食事となったので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...光井へゆく途中はまるで昔日の俤(おもかげ)なしとなりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...容貌も性質も昔日の都の女たちにくらべがたいものであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし既に昔日の雑(ざつたふ)の面影をば留めない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...誰知昔日辱与栄...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...俗の方は昔日兄上に江戸黄檗禅刹記の事を報ぜし吉永卯三郎君に候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いまや昔日の金城湯池(きんじょうとうち)も...
吉川英治 「三国志」
...昔日(せきじつ)に試用せられ...
吉川英治 「三国志」
...ここは昔日(せきじつ)の皇居ではなかった...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...果たして昔日のより簡素な装備で陸路このような遠征を企て得ただろうかと思った...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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