...昔日の思い出が蘇る...
...彼女は昔日のように髪を切った...
...昔日の友人と再会した...
...昔日の言葉を引き合いに出す...
...彼は昔日の栄光を取り戻すために努力している...
...フランスまた昔日の面目がなくなり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...昔日(せきじつ)のことが夢でなくて...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...豪華版に対しては頗る冷淡であると言ふよりも寧ろ昔日の熱がさめてしまつたのである...
辰野隆 「書狼書豚」
...逢えても最早や昔日の悦子ではなくなっているであろうこと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一つには筑摩家の方に最早や昔日の権勢がなく...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...優勝劣敗の大法則は昔時のごとく否むしろ昔日よりいっそう快活・周密に行なわるることを信ずといえども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...もはや昔日の蛙ではない...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...お鯉は昔日(むかし)よりも再勤の後(のち)の方が名が高くなった...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...昔日(せきじつ)の夢のあとは失(なく)なってしまったが...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...また上士の輩(はい)は昔日の門閥を本位に定めて今日の同権を事変と視做(みな)し...
福沢諭吉 「旧藩情」
...一代を圧倒した金語楼はもはや昔日の落語家ならず身辺多彩の喜劇俳優として不朽の青春をもてあそびおり...
正岡容 「寄席行燈」
...閑話休題――そういう風に速記というもの昔日のものといえども...
正岡容 「我が圓朝研究」
...どうか行届かない処は御容赦なすって今日は緩々(ゆるゆる)お遊び下さい」とまた昔日の元気に似ず...
村井弦斎 「食道楽」
...最初に昔日(せきじつ)高橋太華の掘り出した古手紙の事を語つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...俗の方は昔日兄上に江戸黄檗禅刹記の事を報ぜし吉永卯三郎君に候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...はるかに昔日を思い出(いだ)せば...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...今私のこの昔日の幸福の一端の中に浸入し得たものは...
横光利一 「欧洲紀行」
...はや大御所も昔日(せきじつ)の大御所ではない」こう観る直義方(ただよしがた)の驕慢は日につのッて...
吉川英治 「私本太平記」
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