...昔日の思い出が蘇る...
...彼女は昔日のように髪を切った...
...昔日の友人と再会した...
...昔日の言葉を引き合いに出す...
...彼は昔日の栄光を取り戻すために努力している...
...昔か(未来は稀(まれ)であろう)日本以外の土地か或は昔日本以外の土地から起つた事とするより外(ほか)はない...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...武器に於てもその破壊力の強大なる事は昔日(せきじつ)の比で無い...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...また昔日の考察も今日の日本の状況に照して多少肯綮(こうけい)を得る点なきにしもあらざると思って掲載するのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...破損のひどい所だけは余儀なく修繕をして出来得る限り昔日の俤(おもかげ)を残して置いてあります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その心持は昔日も今日もさらに変ったことはありません...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...昔日の熱烈な生活を物語っている...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...昔日よりも元気でこそあれ落胆してゐるとは思はれぬ...
中原中也 「作家と孤独」
...恐らく、芸術家は、昔日よりも、一層の孤独を必要とするであらう...
中原中也 「作家と孤独」
...あのやうな烈しい愛と熱とがもう私と友とを昔日のやうに結びつけることが出来なくなつたのであらうか...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...もうそのころ羽左衛門は昔日(むかし)の若造でもなければ...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...昔日のことを思えば今の世の中にも疑念なきを得ず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...全く昔日の面かげなき悲しい食事となったので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...最早昔日のごとくに丈高い物凄い繁茂のさまを見せてはゐなくなつてゐた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...昔日以上のぬきさしならないものが落語界と私との間にできてしまった時...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...ちょいとここらで変わりまアす――華やかなりし昔日の音曲師は...
正岡容 「わが寄席青春録」
...容貌も性質も昔日の都の女たちにくらべがたいものであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今私のこの昔日の幸福の一端の中に浸入し得たものは...
横光利一 「欧洲紀行」
...ここは昔日(せきじつ)の皇居ではなかった...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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