...愛にまで直接に飜訳され易いからである...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...しかし健康者には赤と緑とは見易い色ですから容易に読むことができます...
石原忍 「色盲検査表の話」
...魚が腐り易いからだという...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...感じ易い木の葉はもうそろそろ散りかかって...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...南南東からの弱い変り易い微風が吹いて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...あんな工合に書体も奇怪な金釘流(かなくぎりゅう)になり易いものだし...
太宰治 「惜別」
...疑いもなく、延長を有する、屈曲し易い、変化し易い或るもの以外の何も残らない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しかるに一方私はいかに私の精神が誤謬に陥り易いものであるかに驚く...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...普通考えられ易いように...
戸坂潤 「思想としての文学」
...社会法則さえが往々進化法則によって説明され得ると考えられ易い...
戸坂潤 「辞典」
...案ずるよりは産むが易いとやらで...
戸坂潤 「社会時評」
...然し放蕩の方は、習慣になり易い...
豊島与志雄 「在学理由」
...偽名は時が長く経過する程ばれ易いわけです...
浜尾四郎 「死者の権利」
...新に彼の中に「善く見る目」と「感じ易い心」とだけを持つところの詩人を眼覺めさせたのである事は...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...二冊になっている哲学の本へ移るのが一番わかり易いようですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...僕は口語體で讀み易い譯本を出すことに贊成しますね...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
...水商売はとかく金が流され易いから...
矢田津世子 「神楽坂」
...そんな書き易い點に得意がらないで...
吉川英治 「折々の記」
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