...病院に運ばれた彼は昏迷状態にある...
...薬の過剰摂取で昏迷したことがある...
...交通事故で昏迷した友人が回復した...
...昏迷中の人には声をかけない方がいい...
...昏迷する前の記憶が何もないと話す人もいる...
...何もかも投り出した安らかな昏迷のうちに...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...昏迷した表情のうちから静かな湿(うる)んだ眼が覗いていた...
豊島与志雄 「生あらば」
...放して!」そして彼は昏迷した眼付で室の中を眺め廻した...
豊島与志雄 「蘇生」
...昏迷の気持をじっと押えつけ...
豊島与志雄 「反抗」
...胸が悪くなるような感じのする昏迷の境に長い間いていた...
豊島与志雄 「二つの途」
...熱に浮かされた最も暗黒な昏迷(こんめい)のうちにさえ見たことがなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...昏迷した目つきをして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マリユスは昏迷(こんめい)してあたりを見回した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...長い間の昏迷(こんめい)のうちに現滅した悪夢の一つであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...疑惑と昏迷(こんめい)に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...演奏者を不思議な陶酔と昏迷に導くのを...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...しかし、そんなら、その「最後の対決」というのは、実際には、果して、どういうことなのか?――金五郎は、それを考えると、昏迷し、慄然とならざるを得ないのである...
火野葦平 「花と龍」
...昏迷と妄想に捧げられた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ときどき起るあの精神昏迷の発作が起きて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...昏迷(こんめい)せずにおられましょうか...
夢野久作 「死後の恋」
...一層の昏迷に陥(おとしい)れている...
夢野久作 「少女地獄」
...苦鬪昏迷の最中だつたと云つてもよい...
吉川英治 「折々の記」
...彼は頭の昏迷(こんめい)と無駄力に疲れてしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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