...明障子(あかりしやうじ)の上に貼出(はりだ)した広告の文字であつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...もう夜が明けておるのに……バ……バ……バケモノとは……」方丈の明障子をガタガタと押開けて大兵肥満の和尚が顔を突出したが...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...方丈に通ふ明障子(あかりしやうじ)の半(なかば)開きたる間より紫色の美しき物影チラ/\と動けり...
夢野久作 「白くれない」
...血飛沫(ちしぶき)乱れ流れたる明障子(あかりしやうじ)を颯(さつ)と開きて走り寄り...
夢野久作 「白くれない」
...年頃拭込(ふきこ)んだ板敷(いたじき)が向側の窓の明障子(あかりしやうじ)の光線で水を流した様に光る...
與謝野寛 「蓬生」
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