...自分の心は無造作にできると明答した...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...明答あらんことを希望するのであります」大臣の曠職に対して手痛く釘をさして言葉を結ぶと...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...明答を与えた人は少ないようです...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...例えば自分等の子供に質問されて即座に明答を与えることが出来ない程度にまで意識の圏外に排泄してしまっているのは事実であるらしい...
寺田寅彦 「鉛をかじる虫」
...ルクレチウスは別にこの疑問に対してなんらの明答を与えるものではないが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...私が明答を欠いていることに理由を持っているという...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...矢杉はとっさに明答もなしかね...
豊島与志雄 「在学理由」
...遂に本気の明答をせねばならぬ事になったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それにも明答は与えられないらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...それと明答を与えてくれませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ明答を与えられていない...
中里介山 「大菩薩峠」
...言下に明答を与えくれた...
正岡容 「わが寄席青春録」
...その時はこういう訳で少し心配がありますとかこういう事を聞きましたとかその原因を話して先方の疑問に明答を与えるのがその親切に酬(むく)ゆる礼だ...
村井弦斎 「食道楽」
...明答を避ける風だった...
横光利一 「旅愁」
...敢て明答を欲しないような顔色だった...
吉川英治 「三国志」
...たとえばわが臣下のうちでは、誰と誰であろうかなどと問うたが、管輅は、「それは、大王のお眼鑑(めがね)のほうが、はるかに確かでおいででしょう」とのみで、あえて、明答しなかった...
吉川英治 「三国志」
...徐盛は、明答した...
吉川英治 「三国志」
...明答を避けながら...
吉川英治 「新書太閤記」
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