...願くばもっと明確な証左(しょうさ)を御願いしたい...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...レーニンをしていわゆる「国防国家建設」への明確な目標を与え大衆を掌握せしめた...
石原莞爾 「戦争史大観」
...何等の明確なる答をなすことを得ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...殺人という明確な動機...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...しかし其れ以上は今の科学の力では明確なことは判らんらしい...
徳田秋聲 「フアイヤ・ガン」
...明確な所は俊子に聞かなければならなかった...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...だれも彼に明確な答えを与えてくれなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...より明確な思索のしかたであると知れ...
中島敦 「悟浄出世」
...我々は明確な実体観念と様相観念を持つと推測する哲学者たちに問いたい...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...簡潔で明確な道理によって...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...或る明確な意識をもつて大衆を啓蒙するために...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...先づ事の重大にして蹟(あと)の明確なるものより言はむに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その混合の中には明確なる判断をゆるすいかなる標準も存在せず」という人々に組す(キケロ)と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だがその明確な錯誤が...
柳宗悦 「民藝四十年」
...山中の境などは以前はそう明確なものでなかったから...
柳田國男 「地名の研究」
...このため官能表徴と感覚表徴との明確な範疇綱目を限定することは最も困難なことではあるが...
横光利一 「新感覚論」
...すこぶる明確なものだった...
吉川英治 「三国志」
...概念的に明確な漢詩は叙情的に潤(うるお)うた律動の細かい唐詩に変わった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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