...此創造によりて事物の本質(Wesen)が浮んで來るか否かは明白でない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...ものの眞理が私に明白でないたび毎に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...ものの真理が私に明白でないたびごとに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...鞍上(あんじょう)と厠上(しじょう)の場合にはこれが明白であるが枕上(ちんじょう)ではこれが明白でないように見える...
寺田寅彦 「路傍の草」
...哲学(その意味は之から説明しなければ明白でないのだが)とジャーナリズムとが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...何等かの意味に於て明白でないものは...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...もし明白でないならば...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...同家とのみで本末は明白でない...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...果してそれが元歌であるか否かも明白でない...
柳田國男 「伊豆大島の話」
...又その由來も明白でないのである...
柳田國男 「食料名彙」
...またその由来も明白でないのである...
柳田國男 「食料名彙」
...使途の明白でない金も相当に出ています...
山本周五郎 「思い違い物語」
...昨朝の事変の真相が何故かまだ今日になつても明白でない...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...と云ふやうな所屬は明白でないが...
吉川英治 「折々の記」
...というような所属は明白でないが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...広い一乗寺村のどの辺かは明白でない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...吟味の上に明白でないという仰せですが...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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