...つねに一人の明朗な...
海野十三 「爆薬の花籠」
...真言坊主としては豁達明朗な和尚さんだ...
種田山頭火 「一草庵日記」
...戦時生活は厳粛にしてそして明朗なるべし...
種田山頭火 「一草庵日記」
...当時の私は自分の明朗な心が霊的に侵されることはないと信じていたので...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...われわれはちょうどあるシンフォニーでパッショネートな一楽章から急転直下 Attacca subita il seguente に明朗なフィナーレに移るときと同じような心持ちを味わうのである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...明朗なる政情の下に所信を実現せむことを期し...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...至極陰影明朗な・芸術的な・人本的でヘドニッシュでさえある処の...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...何か明朗な力強い自信となって現われているのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この渋面をして明朗な笑顔たらしめるためには...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...芝田さんを明朗な性格の人だと...
豊島与志雄 「白い朝」
...銀座は明朗な清純な一隅を用意してやらなければなるまい...
豊島与志雄 「風俗時評」
...こうして平和そのものの秋の夕ぐれの武蔵野の中を走る電車は明朗な青年たちで張り切って居る...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...外国オペラの明朗な翻訳曲に比すれば...
萩原朔太郎 「流行歌曲について」
...三人のカタリーナが醸し出す明朗な煙りに...
牧野信一 「南風譜」
...明朗な社会的な協力というよりも...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...またさすがに明朗な態度をとり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この人は闊達明朗な笑顔のうちにも...
横光利一 「旅愁」
...明朗な態度を示すに至った...
吉川英治 「新書太閤記」
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