...彼の性質は明敏で人と差別をつけず交ったので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...明敏な社会常識と...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...併し明敏なる若槻総裁は...
戸坂潤 「社会時評」
...知力よりもさらに明敏な...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らは明敏で精力家で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...アルノー夫人の明敏な言葉があったにもかかわらず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかるにグラチアはクリストフよりいっそう明敏だったから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...明敏に敬服していたが...
直木三十五 「南国太平記」
...明敏な觀察力を諸方面に働かせた...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...マルクスと小宮山明敏氏との差は...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...だが僕は、D――の大胆な、思いきった、明敏な工夫力と、彼がその書類を有効に使おうと思うなら常にそれを手近に置かなければならないという事実と、それが総監のいつもの捜索の範囲内には隠されていないという、その決定的な証言とを考えれば考えるほど、――大臣がその手紙を隠すのに、ぜんぜんそれを隠そうとはしないという遠大な、賢明な方策をとったのだということがわかってきたのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...どちらかの優れて明敏なほうが得ることになる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...やはり同じやうな心の状態にある人との間に於てのみ可能な事です……明敏なあなたはもう既に私が何を言ひたいと思つてゐるのかお察しになつたでせうね...
水野仙子 「響」
...おん身の如く明敏なる人には言葉短くて足りなん...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肝心な事は動かしようがないものだ……以前は明敏なお方であった...
山本周五郎 「新潮記」
...あらゆる明敏な感覚を持つ名探偵のように...
夢野久作 「鉄鎚」
...すなわちその真実の親を区別する霊感の如何に明敏なものであるかという事実を日常に証拠立てているものと認められるのである...
夢野久作 「霊感!」
...しかもこの女特有な頭脳(あたま)のよい明敏さもまた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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