...其言ふ處少なれど言は頗る明快に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...能く明快に解くことが出来ると人々は考える...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...又明快に見えるかそれとも全く見えないか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...」明快に答えた彼女を...
豊島与志雄 「乾杯」
...錯誤なしに明快に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...明快に説明していると...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...心ゆくばかり明快にうつるのみではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...極めて明快に極めて容易に解説されたが...
長塚節 「竹の里人〔二〕」
...柳の木がどこかに植わっていて前の場との相違を明快にする...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...そうでしょうね」「そしてその原因が甲辰の事に根ざしていると考えるのは間違いでしょうか」「それもたしかでしょうね」東湖は明快に肯定した...
山本周五郎 「新潮記」
...封建制の崩壊に就いて、攘夷論の効用に就いて、王政復古の真のありかたに就いて、……明快に、あまりに明快に割切っているところが、どうにもそのままでは首肯できない...
山本周五郎 「新潮記」
...弁舌明快にして風采もよく...
山本笑月 「明治世相百話」
...明快にこうすすめたのである...
吉川英治 「上杉謙信」
...趙直は非常に明快に夢占(ゆめうら)を解いてくれた...
吉川英治 「三国志」
...はい」明快に答えてから...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを極度に明快に仕切っている白壁の色とがある...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...三の自伝的事件ほど明快にそれを我々に示すものはない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...道元はこの点についても明快に論じている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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