...この際最も明快なる鉄案を必要とするものは...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...又実に即決即断の明快な技術的手腕をも兼備させられた...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...それかと言ってこれに対する明快な解決はやはり得られなかった...
寺田寅彦 「芝刈り」
...また明快なパストゥールほど...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...明快な問答がなされました...
豊島与志雄 「白い朝」
...最も明快なものであります...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...ソオルは明快な句調で受け答へて...
南部修太郎 「死の接吻」
...悪いことはできないもんだねえ」両親は我が児の明快な推理にいまさらのように顔を見合わせておどろきました...
平林初之輔 「少年探偵 呉田博士と与一」
...明快なコーラスが聞きとれるようになるだろう...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...あたかもかのライプニッツ5の率直にして明快な理論がゴージアス6の狂愚にして薄弱な修辞学を凌駕(りょが)するごとく...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...明快な額縁の中に入れて描くやうに...
堀辰雄 「「神々のへど」」
...これ以上公正で明快なものはあり得ない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...そりや頗る明快なものさ...
水野仙子 「女」
...その笑いを吸い取ってゆく明快な判断には...
横光利一 「旅愁」
...明快な一諾(いちだく)を与えた...
吉川英治 「剣難女難」
...于禁の明快な申し立てを聞き終ると...
吉川英治 「三国志」
...寄棟造(よせむねづく)りの単純明快なのに比べて...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...一つの視点によって見られた明快な世界の描写であるがゆえに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索