...生をあきらめ死をあきらめる「生を諦(あきら)め、死を明らむるは、これ仏家一大事因縁なり」と...
高神覚昇 「般若心経講義」
...分け入つても分け入つても青い山しとどに濡れてこれは道しるべの石炎天をいただいて乞ひ歩く放哉居士の作に和して鴉啼いてわたしも一人生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり(修証義)生死の中の雪ふりしきる木の葉散る歩きつめる昭和二年三年...
種田山頭火 「草木塔」
...邦家の成立由来するところ一朝夕の事にあらざるを明らむべき不成文の史籍ともなったのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...目前明らむ思いで今汽車に乗っているところとある...
横光利一 「夜の靴」
...桃の花に心を明らむるものがある...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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