...明くる日になって...
江見水蔭 「備前天一坊」
...武藏と上野との界なる八鹽のいでゆに一夜とまりて、明くる日は、名だゝる三巴石を見むとて、神流川の上流に溯る...
大町桂月 「八鹽のいでゆ」
...明くる日の明け方まで何も知らずに睡り通した一同の者は...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...その明くる日の朝になると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...其の明くる日から...
谷崎潤一郎 「少年」
...来た明くる日から我(わ)が儘(まま)一杯に振舞っていたけれど...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...その明くる日から...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...明くる日早速学校い飛んで行きますと...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...明くる日の昼ごろにもう帰って来ていた...
徳田秋声 「縮図」
...明くる日は左の肩を使ふ...
徳冨盧花 「水汲み」
...明くる日の朝また電車で帰るのだそうだ...
夏目漱石 「永日小品」
...ようやく思が遂げていっしょになる明くる日から喧嘩(けんか)を始めたり...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...そして明くる日、山谷は焼けなかったので、そこへ訪ねていったが、「おなかは来ない」というだけだった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...勘定仕切の監査は明くる日までかかった...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...明くる日、彼が母親から聞いたのは、「八重のことはお諦(あきら)めなさい」という言葉だった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...明くる日すぐに彼女は実家をおとずれた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...自分からも頼むなんて云っちゃったの」「善い人ってものは疑うことを知らないからねえ」「その明くる日...
山本周五郎 「風流太平記」
...そしてまた明くる日も同じような道がつづいた...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
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