...明くる年の夏には見事優等の成績で一高へ入学して了いました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...明くる朝が待ち遠であったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...二十一明くる日の朝...
谷崎潤一郎 「細雪」
...左大臣家からは正月の二日に前触れがあって、明くる三日に、きらびやかな車や騎馬の列が大納言の邸へ乗り入れた...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...事実を知りたいだけなんです」私は明くる日...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その三十二さてその明くる日から夫は光子さんの家の方の諒解運動と...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...果して明くる朝は大雪だつた...
田山花袋 「道綱の母」
...明くるに及んで遠く視るに山木一空...
南方熊楠 「十二支考」
...明くる日、高品夫人はとみちゃんを呼んで話を聞いた...
山本周五郎 「青べか物語」
...――するとその明くる日...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...志保が心からそう悟ったのは明くる年の秋の頃だった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...その明くる年の二月のことである...
山本周五郎 「菊屋敷」
...明くる朝、残りの酒をあるだけ飲んで、京太は家から出ていったが、警察へはあらわれなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...その明くる朝はやく...
山本周五郎 「日本婦道記」
...六兵衛はそれを見さだめてから同じ宿に泊り、明くる朝、昂軒がでかけるのを待って、あとからその宿を立った...
山本周五郎 「ひとごろし」
...また百人一首の中にも選ばれた――なげきつつ一人寝(ぬ)る夜の明くるまは...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...明くるを待っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...夜が明くるとも」「はい」ほろりと...
吉川英治 「親鸞」
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