...が、それは先ず、よろしいと致しましても、その明くる日、若殿様が何気なく御居間へ御出でになると、螺鈿(らでん)を鏤(ちりば)めた御机の上に、あの伽陵(がりょう)の笙と大食調入食調の譜とが、誰が持って来たともなく、ちゃんと載っていたと申すではございませんか...
芥川龍之介 「邪宗門」
...武藏と上野との界なる八鹽のいでゆに一夜とまりて、明くる日は、名だゝる三巴石を見むとて、神流川の上流に溯る...
大町桂月 「八鹽のいでゆ」
...その明くる日にそう云うことがあったんだそうです...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...その明くる日の夕方妙子が一時間程出ただけであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...二十三明くる日病院へ行って聞くと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その明くる朝(あした)に榊(さかき)の枝につけてさしおかせ侍りける伊勢の海の千尋(ちひろ)の浜に拾ふとも今は何てふかひかあるべき又...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...明くる日不思議そうに私の顔見てなさって...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...素―晴―ら―し―い幸福!しかも明くる朝早く彼は事務所に出掛けた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...明くる日の朝また電車で帰るのだそうだ...
夏目漱石 「永日小品」
...母に打ち明けたのはたしかその明くる日であった...
夏目漱石 「行人」
...白梅(しらうめ)に明くる夜ばかりとなりにけりを辞世として...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...志保が心からそう悟ったのは明くる年の秋の頃だった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...明くる朝、残りの酒をあるだけ飲んで、京太は家から出ていったが、警察へはあらわれなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...二明くる日、かれは支度を改めて竹隈をおとずれた...
山本周五郎 「新潮記」
...二明くる日の午食を済ませてから...
山本周五郎 「新潮記」
...その明くる朝はやく...
山本周五郎 「日本婦道記」
...明くる朝の三時すぎ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...明くる朝、午前四時まえに、七十郎は鷺坂靱負と宿を立った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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