...明くる日は大田切...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...十六すると、その明くる日、九月一日の夜のことであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もちろん明くる朝になっても大納言の所へ返して寄越しはしなかった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...と思うと明くる朝は武蔵野一面の霜だ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...白梅(しらうめ)に明くる夜ばかりとなりにけりを辞世として...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...その明くる年の春から夏にかけて...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...私は「歎きつつひとりぬる夜の明くるまはいかにひさしきものとかは知る」と...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...十六明くる日は父の忌日であった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...二明くる日の午食を済ませてから...
山本周五郎 「新潮記」
...明くる日の九時ごろに帰ったことがあった...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...三明くる日、部屋の掃除をしているとき、用箪笥の上に風鈴のあるのをみつけた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...……明くる年の冬のはじめに殿さまがお帰国なさるまでの一年間は...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「それなら云ってあげましょうか」「でたらめはもう結構ですよ」「船宿の増六がでたらめかしら」「――――」「甲野さんのお家が焼けた明くる朝...
山本周五郎 「風流太平記」
...明くる十二日...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...明くる朝、午前四時まえに、七十郎は鷺坂靱負と宿を立った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...店をはじめた明くる年の春の彼岸に...
山本周五郎 「柳橋物語」
...明くるを待ちかねて愛宕(あたご)下から駕を立たせた千浪――珍しくも匂やかな髪を結(ゆ)い映えて...
吉川英治 「剣難女難」
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