...坂を昇り切ろうとしたとき...
海野十三 「断層顔」
...もうそこの柱によじ昇り...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...さしたる勲功も無くして既に中納言中将に昇り給ふ...
太宰治 「右大臣実朝」
...天空にまで昇りゆき...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...誰一人明月の昇りかけてゐるのに気のつくものはないらしい...
永井荷風 「町中の月」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...大きな月が靄(もや)の中に芝居の拵(こしら)え物のように昇りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昇り切つた處突然眼前に立現はれるものは何であらうか...
波多野精一 「時と永遠」
...炎の上に真っ黒い煙柱が立ち昇り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...昇りかゝつた階段から引ずらるゝやうにジリ/\と意識が醒る...
牧野信一 「眠い一日」
...このもの怠慢(なまけ)て途上の樹に昇り睡る...
南方熊楠 「十二支考」
...而も得意で廊下や段々を昇り降りする...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...かれが頂上に昇りつめたとき四囲の窓窓がすべて金網を張りつめられ...
室生犀星 「幻影の都市」
...これに対して田の神昇りの日を...
柳田国男 「年中行事覚書」
...」上では昇りつめたらしい塩野がもう扉にぶち衝っている音がしていた...
横光利一 「旅愁」
...迷路の中を距離にして三十メートルばかり昇り...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...昼間だと三十度以上に昇りますし...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...昇り切ろうとする力の極度の緊活があります...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索