...香炉様の物より立ち昇り候煙を捉へんとする真似など致し居り候...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...剥栗(むきぐり)並べたる釜の下よりは、火立昇りたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...十二階へ御昇りなすったことがおありですか...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...別雷神の屋を穿ちて、天に昇りしと、大物主ノ神の虚空を践んで、御諸山に登りしと、其趣全く同一なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...曙早く天上のウーリュンポスに昇り行き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...若い人たちが昇り降りしていた...
豊島与志雄 「山上湖」
...昇りはみな徒歩で自転車を押し上げた...
豊島与志雄 「庶民生活」
...いつものやうにデパートの裏口から階段を昇り...
原民喜 「鎮魂歌」
...坂の石段を昇りつめたところにある図書館も赤煉瓦の六角塔は崩れ墜ちて...
原民喜 「夢と人生」
...その左腕に躍っている昇り龍が...
火野葦平 「花と龍」
...昇り龍を彫りはしましたけれども...
火野葦平 「花と龍」
...階段の昇り口の所で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...」屋根おさへの石運びを、手下の者に命じたところ、ほんの三つばかりの石を運びあげたかと思ふと彼等はもう怠けはじめて、屋根の上で賭博をはじめてゐるではないか、三つの石でこの家根が圧へられるものか――と思ふと自分は大変心配になつたので、とるものもとりあへず駈けつけたまでは好かつたのだが、梯子を昇り、いざ奴等に罵りを浴せようとして、最初の声を一つ放つたかと思ふと、あまりの亢奮の極自分は上向態にもんどりを打つて池の上に転落したのである……...
牧野信一 「鬼の門」
...彼が大関に昇りしは天明二年の二月の場所...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...黙りこくって階段を昇りはじめたの...
夢野久作 「支那米の袋」
...それは薄れゆく霧を突き破って真直ぐに立ち昇り...
横光利一 「日輪」
...三公の重職に昇り...
吉川英治 「三国志」
...陽の昇りきらぬまに...
吉川英治 「源頼朝」
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