...昇平の気象将に天地に満ちむとす...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...空気中を上昇する軽い物体が...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...成層圏まで一気に上昇して...
海野十三 「共軛回転弾」
...そういう風にして土蔵の二階へ昇った人々は...
江戸川乱歩 「悪霊」
...「勝手知ったる他人のヤサ(家)……」と俺はおどけながら、階段を昇った...
高見順 「いやな感じ」
...兎(と)も角(かく)も従三位(じゅさんみ)大納言の地位にまで昇り得たのは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...家の殿が陸奧守に昇進して遠くへ旅立たなければならなくなつた時のさまがありありと眼に映つて見えた...
田山花袋 「道綱の母」
...それから全員で階段を昇り...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...その一筋は岡の方へと昇るやや急な坂になり...
永井荷風 「葛飾土産」
...星の多い空の真中(まんなか)に高く昇つて居(ゐ)た...
永井荷風 「すみだ川」
...立昇る土煙(けむ)りに...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...町並の上に昇った朝日に照らされて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「昇給」かなりダレた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今度の昇進はよっぽど道綱も嬉しいと見え...
堀辰雄 「ほととぎす」
...ギヨロリと上眼をつかつたまゝ(昇降機が降つた間際にはその辺に人影がなくなる瞬間である...
牧野信一 「日本橋」
...そして昇降機のやうに静かに上げ下げしながら首を傾げてゐたのであつた...
牧野信一 「日本橋」
...階段を残らず昇り切って...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...彼が大関に昇りしは天明二年の二月の場所...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
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