...寒熱昇降器などの説明もあり...
石原純 「平賀源内」
...怒りによる上昇は...
梅崎春生 「幻化」
...急傾斜の屋上へ昇って行った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...一連隊長まで昇りたいというに過ぎなかったであろう...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...その割り切れないものは現社会の癌だらう!おだやかに昇る月を観た...
種田山頭火 「其中日記」
...何もわざわざ満員の昇降機によらなくても...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...さながら天国へ昇ったような思いをするのであった...
徳田秋声 「縮図」
...清岡は先刻(さっき)君江が昇った女阪の方へ迂回(まわ)って見えがくれに後をつけた...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...昇蓮等に助筆をさせて...
中里介山 「法然行伝」
...かぼそい雲が流れるやうその葉巻から立ち昇る...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...それならばドライアイスの昇華点は...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...泥炭地などの地温上昇についても...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...其昇進の事必しも實朝の讖言を借らざれば説明し得べからざるにはあらず...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...僕が階段を昇つてゆくのと入れちがひに...
原民喜 「魔のひととき」
...「チョイと番町まで」ト文三が叔母に会釈(えしゃく)をして起上(たちあが)ろうとすると、昇が、「オイ内海、些(すこ)し噺が有る」「些(ち)と急ぐから……」「此方(こっち)も急ぐんだ」文三はグット視下ろす、昇は視上げる、眼と眼を疾視合(にらみあ)わした、何だか異(おつ)な塩梅(あんばい)で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...白いものが立ち昇っているが...
吉川英治 「新書太閤記」
...いつか陽(ひ)はさし昇っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...地面を転がって来るように昇っていますよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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