...明治四十年五二会の競進会より余が妻は一束の好良なる昆布を求め来れり...
池田菊苗 「「味の素」発明の動機」
...それが彼等昆虫の要求なのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...大きな昆布(こんぶ)の林だということが分ってきた...
海野十三 「海底都市」
...それがちょうどあの時分昆布の家へ手伝いに来ていたんだ」私の推察した通り...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...――もう昆虫の生命などは方則の前の「物質」に過ぎなくなった...
寺田寅彦 「芝刈り」
...昆虫はおそらく明日に関する知識はもっていないであろうと思われるのに...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...生昆布を売出したりしたなら...
直木三十五 「大阪を歩く」
...年々鳥雀(ちょうじゃく)昆虫の多くなり行くこと気味わるきばかりなり...
永井荷風 「夕立」
...北海道の海辺で見る昆布の半分もない...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...皮膚に粘土を塗って冷えや昆虫にたいして防ぎ...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...種類別(しゆるいべつ)に整理(せいり)した昆蟲標本(こんちゆうひようほん)でいっぱいになつてをり...
濱田青陵 「博物館」
...昆虫学の泰斗として名声のあった某理学博士が...
宮本百合子 「偶感一語」
...それは鋏(はさみ)にて昆布を五分四角に切り沢山の醤油を入れ弱火にて二時間ほど煮て汁の煮詰まりし所にて火より下し...
村井弦斎 「食道楽」
...三枚を載せ熱き茶を掛けて用ゆれば昆布殊(こと)に軟かくなりて味良し...
村井弦斎 「食道楽」
...昆布は芋類を消化せしむるの功あり...
村井弦斎 「食道楽」
...先(まづ)展(のし)昆布を出す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...丁度物の透間にゐる昆虫を殺すやうな工合である...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...摂津昆陽野(こやの)の代官を管理する身となってから賜わったいわゆる「在京公務所」だった...
吉川英治 「私本太平記」
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