例文・使い方一覧でみる「早道」の意味
スポンサーリンク...ワーナー博士一行の所在をつきとめる方が早道だという者と... 
海野十三 「地球発狂事件」
...この「病気を忘れる」という事が、全快の早道だと、ここの場長さんが言っていた...
太宰治 「パンドラの匣」
...話してもらうのが一番早道ではないかと思われますがね」ヒルトン・キューピットはしかし...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...本多光太郎先生に聞くのが早道だと思ひましたので...
豊田喜一郎 「準備は出來たトヨタは邁進します」
...先ず自然の実物をよく見るのが一番の早道である...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...地温の上昇をはかるのが一番早道だということであり...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...けっきょくそれは実用の見地から見ても早道である場合が多い...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...それには気温と水蒸気の温度とをそれぞれ厳密に一定に保ちながら雪を作って見るのが一番早道である...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...驛長室へ行つて聞いて見た方が早道だ...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...田圃（たんぼ）の中（なか）に散（ち）らばつてゐる土器（どき）の破片（はへん）を見（み）つけることが一番（いちばん）の早道（はやみち）だと思（おも）はれるくらゐであります...
濱田青陵 「博物館」
...実地についてお眼にかけた方が早道と思いますから...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...恐れおののいた人々は、自分の手のひらの線や紋と、それと糸を引く頭上の星とを、たとえば金牛線と金牛宮、処女紋と処女座といったふうに、対照し、相談し、示教を乞（こ）い、そのうえ、草木の私語（ささやき）に聴覚を凝らし、風雨の言動に心耳（しんじ）をすまし、虫魚の談笑を参考することによって、自己の秘願の当不当、その成否、手段、早道はもとより、一インチさきの闇黒（あんこく）に待っている喜怒哀楽の現象を、すべて容易に予知し、判読し、対策し転換を図ることができると知ったのである...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...早道をするつもりで崖から落ち血まみれになっているところをおれがみつけた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...男だか女だか殺（おと）してから検査（しらべ）た方が早道だと思っちゃったところへ...
夢野久作 「難船小僧」
...東京中に無いと云った方が早道である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...「成功」と「享楽」の「早道」に這入る...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...同時にレミヤに引き合わせた方が早道になりはしまいか...
夢野久作 「霊感！」
...いちばんの早道でしょう」「呉（ご）軍師...
吉川英治 「新・水滸伝」
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