...早起きの西山は朝寝の柿江をとうとう起してしまったらしい...
有島武郎 「星座」
...――「早起きの鳥は虫を捕える」という諺があるのである...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...朝は早起きの方でしたけれども...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ずゐぶん早起きしたものだ...
種田山頭火 「其中日記」
...私も鶯も早起き、そこらを散歩する...
種田山頭火 「旅日記」
...連中は格別早起きもしない癖に...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...最早起き上る気力もないように見えましたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...房松兄さんは鷄(にはとり)のやう早起きで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早寢の早起きが御自慢で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早起きの往來の人が見付けて騷ぎ出し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早起きの小僧巳代吉が見附け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「この早起きというのは」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...早起きして下へ降りると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...――それからは私は急に早起きになつて(朝寝坊であるからといふわけで私にそんな仇名がつけられてゐるのではなかつた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...私はどうかして夜更かしをせず早起きをして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...早起きの家の起きる時刻と...
柳田国男 「雪国の春」
...うんと早起きしましょう...
吉川英治 「三国志」
...この頃にはめずらしく早起きした良人が声をかけて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
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