...あら/\しき雜音は愈高く、作譜者と姫とは之に連れて歌ひたるが、忽ち旨し/\、場びらきの樂は畢りぬ、いざ幕を開けよといふとき幕閉づ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...旨しとは思わざるが...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...宵子は旨(おい)しい旨しいだの...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その旨しかと道益殿のご息女にお伝えください...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...黒鯛の潮汁旨しと雖ども...
福澤諭吉 「肉食之説」
...酒は麹味を脱せねどこれも旨し...
森鴎外 「みちの記」
...すべてを赦(ゆる)されるならば――という旨しか認(したた)めてございません」長吉は...
吉川英治 「新書太閤記」
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