...新しい価値観を受け入れず、旧弊に固執する人もいます...
...この企業は古いしきたりにとらわれず、旧弊を排除した経営を行っている...
...政治の世界でも旧弊を改革する必要があるという声があがっている...
...あの国はまだまだ旧弊の残る社会です...
...教育界では旧弊のシステムを見直すべきだという意見が強くなっている...
...また旧弊な連中(れんじゅう)は...
泉鏡花 「婦系図」
...旧弊な家風に反抗し...
太宰治 「新ハムレット」
...旧弊を打破し大いに世界の新知識を採り...
太宰治 「惜別」
...万事に旧弊で退嬰(たいえい)的な人ではあったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...三月の雛(ひな)や五月の幟(のぼり)などを弄ぶということが非常に旧弊(きゅうへい)のようにいわれて...
田山花袋 「日本橋附近」
...この点では却って旧弊な執事等より進取的であった...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...あの旧弊な老耄(おいぼれ)を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...(現に須永は母の御供をしてこういう旧弊(きゅうへい)な真似(まね)を当り前のごとくやっている...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「私(わたし)ゃ旧弊だからこういう古い講談物が好きでしてね」彼は『常山紀談』を普通の講談物と思っているらしかった...
夏目漱石 「道草」
...この点に関してはゲーレンもパラセルサスも旧弊なる扁鵲(へんじゃく)も異議を唱(とな)うる者は一人もない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...こんな真似をして澄(すま)していたものは旧弊な亡者(もうじゃ)と...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いたづらに旧弊を固執しようとする者の目には異端視されるであらうが...
野上豊一郎 「演出」
...旧弊で煩瑣(はんさ)なものは...
林芙美子 「浮雲」
...即ち私はかゝる旧弊至極なる徳川文明の灯かげ一と時代前の生活の中に育まれては来たのである...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...おまえのような旧弊をいってはいけない...
三宅花圃 「藪の鶯」
...旧弊なことをいうのは止めろ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ハハハハホホホホホ……私の実父の柳仙は旧弊な人間で御座いましたので...
夢野久作 「二重心臓」
...曲げられない旧弊(きゅうへい)の家憲や...
吉川英治 「山浦清麿」
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