...新しいアイデアを取り入れる勇気がなく、旧套に固執し続けている...
...このプロジェクトは旧套にとらわれず、革新的な手法で進められている...
...彼女は旧套の考え方に疑問を持ち、自分なりの方針を打ち出した...
...社員全員が旧套に縛られず、自由な発想で会社を発展させていきたいと考えている...
...長年の間、同じやり方でやってきたが、もう旧套にとらわれる必要はないと思う...
...中には戯文や駄洒落の才を頼んで京伝三馬の旧套を追う...
内田魯庵 「四十年前」
...旧套墨守(きゅうとうぼくしゅ)のそうしたアカデミックな風潮に対抗して...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...全然旧套(きゅうとう)を擺脱(はいだつ)した...
谷崎潤一郎 「秘密」
...単なる知識的な単なる学問的な旧套を脱して...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...その頃には全く旧套を守る主義であったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...然るに血気盛りの学生たるもの猶学校の空位空聞に恋々たる其の心事の陋劣にして其思想の旧套(きゅうとう)陳腐を脱せざる事真に憫笑すべきなり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...閣下の外交方針が依然として旧套(きゅうとう)を脱せず...
平林初之輔 「鉄の規律」
...億兆の人民とみに旧套(きゅうとう)を脱すべきに非ず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...百般の事物一時に旧套を改めたるは...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その心事はすでに旧套(きゅうとう)を脱却(だっきゃく)して高尚ならざるを得ず...
福沢諭吉 「旧藩情」
...トーキー映画に於ても屡々聞かれる旧套語...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...会田安明は才気あるものが旧套の権威に対抗して...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...それすら旧套を襲いて在来の異神の神林をそのまま耶蘇教寺の寺林とし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...もう一年近い沈黙の間にどう旧套を脱されるかと云うことが...
宮本百合子 「有島武郎の死によせて」
...旧套の重荷に反撥して自らを破ることが...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...とかく間違いないという面でだけ内容づけられて来たのが旧套であったと思う...
宮本百合子 「女の歴史」
...俳優の生活は旧套の中から既に舞台芸術家として...
宮本百合子 「期待と切望」
...まだ旧套を脱し切らぬ前期の作に於ても此(この)画家の色彩の特調(とくてう)と下図(デツサン)の確実な事とを示して居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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