...しかるにこの紳士はおのれの旧主ドン・アントニオに対して謀叛の志を生じ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...(之(これ)に反して今日の守旧主義者はこの形体を少しの弾力もないものにしようとしている...
津田左右吉 「陳言套語」
...旧主の城跡もあるとすれば...
直木三十五 「巌流島」
...妻の家が旧主最上家と共に滅ぶべき所を...
横光利一 「旅愁」
...旧主の残兵を集め事を謀(はか)る考えですが――貴公も一刻もはやく...
吉川英治 「三国志」
...またこの地方の人望家でもありますから、しばらく身をかくまっておいてもらうには、なによりな場所でしょうが」「それは願ってもないことだが、御身との間がらは、どういう仲なのだ」「劉大人も、今こそ、こんな田舎にかくれて、岳南の隠士などと気どっていますが、以前は、拙者の旧主鴻家(こうけ)とは血縁もあって、軍糧兵馬の相談役もなされ、何かと、旧主鴻家とは、往来しておったのであります...
吉川英治 「三国志」
...あの芙蓉娘は拙者の旧主鴻家(こうけ)のご息女なので...
吉川英治 「三国志」
...旧主の烏丸家(からすまけ)へ...
吉川英治 「私本太平記」
...その敵兵に色を売って生きている旧主の友の女もあれば...
吉川英治 「私本太平記」
...旧主(きゅうしゅ)をわすれず新しい領主(りょうしゅ)をうらみに思うのだ」若侍(わかざむらい)はただちに刀を抜(ぬ)いた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...旧主道三山城守に扈従(こじゅう)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここ十年ばかり仕えて来た信長をも――旧主の三好長慶(みよしながよし)や...
吉川英治 「新書太閤記」
...(孤忠(こちゅう)、かならず、つらぬき徹(とお)します)幼少から自分を励ましてくれた母にちかい、旧主にちかい、また、天に誓って、苦戦の陣頭に臨んだとき、宙天(ちゅうてん)の三日月へ合掌して、こう誓言(せいごん)をたてた青年の発足を、彼はいま、新たに胸へ呼び返していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...その旧主にたいして...
吉川英治 「新書太閤記」
...旧主徳大寺公能の侍所に...
吉川英治 「随筆 新平家」
...彼の旧主である斎藤道三(さいとうどうさん)のほうが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...旧主に貸した金は証書どおりに取立てることを得ない――と云う法令はないのである...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...まず今年も、息災に打揃うて、お互に祝着に存ずる」「されば、孫兵衛丞どの、御挨拶のとおり、藩公の御慈愛、旧主の御恩、零落のむかしに変る今日の天地の恩...
吉川英治 「宮本武蔵」
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