...しかるにこの紳士はおのれの旧主ドン・アントニオに対して謀叛の志を生じ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...(之(これ)に反して今日の守旧主義者はこの形体を少しの弾力もないものにしようとしている...
津田左右吉 「陳言套語」
...而(しか)して旧主人夫妻が帰った後...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...戦勝後は当然旧主の手に帰るべきものだといふ説を発表した...
夏目漱石 「点頭録」
...旧主家の内儀を迎えたか...
林不忘 「あの顔」
...その旧主人と私と娘と...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...君は前年なにゆえに廃藩の事を賛成して旧主人の落路を傍観したるや...
福沢諭吉 「徳育如何」
...彼は彼氏をあたかも旧主の如く莞爾(にこ)やかに迎えて...
百瀬慎太郎 「案内人風景」
...旧主尼子氏を再興せん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...旧主のおひい様におたのみをうけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...一にただ旧主の御恩と...
吉川英治 「新書太閤記」
...やはり菊の根には菊がさき、蓬(よもぎ)の根には蓬しか出ぬと、孤雲の七郎は、旧主の子と、範宴とを心のうちで較べて、さびしい気がした...
吉川英治 「親鸞」
...武蔵(たけぞう)姓名は 宮本氏(地名ヨリ)新免氏(父無二斎ノ旧主ヨリ許サレタルモノ)落款には 二天...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...彼の旧主である斎藤道三(さいとうどうさん)のほうが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...将門の旧主たる太政大臣家――藤原忠平は...
吉川英治 「平の将門」
...わしの旧主でもあった...
吉川英治 「茶漬三略」
...旧主の阿波守をめぐって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...旧主を思う情の余り...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索