...老憊旦夕をはかれぬ体だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一旦夕にして成立し得るものにあらず...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...旦夕(たんせき)に在り...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...城と自分の運命とが旦夕(たんせき)に迫っていることなど...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...自己(おのれ)は旦夕(たんせき)に死を待ちぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...なにしろ命旦夕に迫っているんだから...
久生十蘭 「魔都」
...もう彼の命も旦夕に迫つて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...馬春堂は命旦夕(たんせき)に迫っておる……」「なあに大丈夫...
吉川英治 「江戸三国志」
...その洗馬氏が、長く病んで、いよ/\醫者にも見離され、命旦夕と知ると、氏は、愛馬に別れをつげるつもりか、『馬を、出してくれ』と、家人にいつた...
吉川英治 「折々の記」
...命(めい)旦夕(たんせき)にあり...
吉川英治 「三国志」
...「城中の運命はもうここ旦夕(たんせき)のうちです...
吉川英治 「三国志」
...いまは命旦夕(めいたんせき)の危急にあるなどという情況も...
吉川英治 「私本太平記」
...その娘はすでに命旦夕(たんせき)にあるというし...
吉川英治 「新書太閤記」
...命(めい)旦夕(たんせき)と思わねばなりませんが」「ま――お急ぎあるな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いやすでに命(めい)旦夕(たんせき)の危急と聞く...
吉川英治 「新・水滸伝」
...命(めい)旦夕(たんせき)にせまっている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「某(それがし)の命は旦夕(たんせき)に迫っています...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...孤城の命数はもう旦夕(たんせき)に迫った...
吉川英治 「日本名婦伝」
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