...日蔭で涼んでいたら、いつの間にか寝てしまいました...
...夏の日差しが強い時は、日蔭になる場所を探すのが大変です...
...日蔭にいると、まるで別世界にいるような気分になりますね...
...道端にある日蔭を目指して、犬がグッと足を運んでくれました...
...日蔭に入るために、木陰のベンチに座って待つことにしました...
...それでわれ知らず日蔭者(ひかげもの)のように...
伊藤左千夫 「春の潮」
...うしろにあって日蔭をなした家そのものよりも生きのび...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...三藏は自分は學校を途中で退いた日蔭者であるといふ事を今鶴子さんの前で著しく感ずる...
高濱虚子 「俳諧師」
...日蔭を Sombra と言って上等席だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...日蔭者扱いされる傾きがあるのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日蔭でも三十度はあった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...浅く雪に蔽(おお)われた日蔭の屋根であった...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...矢張り日蔭者である...
直木三十五 「新訂雲母阪」
...巳之吉が“文身自慢の会”へ出たのは、日蔭の身ながら、あの見事な蛇の文身が見せたかったためで、お珊はそれを察して彫辰に十二支を描かせ、“文身自慢の会”を騒がして、男の危急を救ったのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...湿気と樹木の多い日蔭の露路にこの下宿屋の玄関はあつて...
原民喜 「災厄の日」
...日蔭のない広場にはあかあかと西日が溢れてゐた...
原民喜 「廃墟から」
...木麻黄とパンダナスがアーチのように日蔭をつくっているカナカ道を行くと...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...一滴の水も一片の日蔭もないチャンタンの原を...
久生十蘭 「新西遊記」
...日蔭よりも淋しかった...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...そうして稲作は特に日蔭を忌み...
柳田國男 「垣内の話」
...壺に入れて日蔭の土に壺の半分を埋めて貯える...
山本周五郎 「さぶ」
...日蔭の弟等二、三日すると、四郎将平や、ほかの弟たちも、次々に、帰って来た...
吉川英治 「平の将門」
...そのまま森の片日蔭(かたひかげ)を辿(たど)って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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