...日蔭で涼んでいたら、いつの間にか寝てしまいました...
...夏の日差しが強い時は、日蔭になる場所を探すのが大変です...
...日蔭にいると、まるで別世界にいるような気分になりますね...
...道端にある日蔭を目指して、犬がグッと足を運んでくれました...
...日蔭に入るために、木陰のベンチに座って待つことにしました...
...日蔭かづらや曳きかへる木のした路に...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...日蔭(ひかげ)の草は茵(しとね)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...日蔭(ひかげ)幽(ゆう)に笑む白い花もあわれ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...日蔭者の身で平侍(ひらざむらい)や足軽(あしがる)どもを相手に腕を腐らせていたのみで...
中里介山 「大菩薩峠」
...世の中に立てなくなった日蔭者の甚三郎であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...家が日蔭になって邪魔になるから伐って薪にすると言っていたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで今では拾い手のない日蔭物といふ形に成つて居る...
長塚節 「芋掘り」
...迸(ほとば)しる砂煙(すなけむり)は淋(さび)しき初冬(はつふゆ)の日蔭を籠(こ)めつくして...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...一生日蔭者のやうに暮してしまひました」「お前さんにも配偶(つれあひ)があつたさうぢやないか」「腐(くさ)れ縁(えん)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...忽ち舟は日蔭に這入つた...
原民喜 「潮干狩」
...それは激しい活動の世界から忘れられたような日蔭の街であった...
松本泰 「日蔭の街」
...思いのままに涼しい風や日蔭を作ったというのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これはかねてから日蔭者(ひかげもの)でいた林友吉を...
夢野久作 「爆弾太平記」
...そこの廂(ひさし)の日蔭には...
吉川英治 「江戸三国志」
...藤棚の日蔭へ盆栽を持ち込んで...
吉川英治 「剣難女難」
...新九郎を日蔭者にさせ...
吉川英治 「剣難女難」
...そういう虫ケラどもが業(わざ)をする日蔭はない」「迂遠(うえん)でござる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...真日中の日蔭とぼしき道ばたに流れ澄みたる井手のせせらぎ道ばたに埃かむりてほの白く咲く野いばらの香こそ匂へれ桑の実のしたたるつゆに染まりたる指さきを拭くその広き葉に埃たつ野なかの道をゆきゆきて聞くはさびしき頬白の鳥腰から下をほの白く土埃に染めながら...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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