...術語が発生する地盤としての日常語を探ねることは...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...表現されたものを理解することばかりが理解の名に値いするのではないということ(この場合理解は常に日常語として語られているのを忘れてはならない)...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...故に把握は所謂理解に較べてより根柢的な理解を意味する(常に日常語としてであることを再び注意しよう)...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...日常語に於て最も根柢的――但し日常語として根柢的な――名辞を採用する必要のある吾々は把握を択ぶ...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...吾々は理解の説明に於ては日常語としての夫から出発した...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...併しこの理解は理論的であるか(吾々は常に日常語を取り扱っているのを忘れてはならぬ)...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...従って日常語と専門語...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...それに関して云い表わす術語が少し位い生硬だろうが日常語として無意味であろうが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...出来るならば術語による表象を日常語による表象といつも連絡づけることが望ましいので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...日常語に如何に含蓄ある而も厳正な用法を与えるかというのが...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...併しそれが日常語となっているものは...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...殆んど完全に日常語となっている...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...その表現の極めて卒直で民衆と親しみの深い平易な家庭的の日常語を...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...うつら病む春くれがたやわが母は薬に琴を弾けよと云へど薬に琴を弾くといふ云ひ方は日常語では誰でも使ふが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...デュパンの名は日常語になってしまった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...鹿々角何本というように安らかな日常語で問う例は割に少なく...
柳田国男 「こども風土記」
...日常語として“異人館”とよんでいた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...我々の日常語においては...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索