...現代の日常語は詩語としては余りに蕪雑(ぶざつ)である...
石川啄木 「弓町より」
...他方に於て理論的に限らず又情意的である*(但し日常語として)...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...却ってこの日常語を地盤としてこそ初めて吾々はこの術語をも統一的に理解し得るのである...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...吾々はかくして初めて日常語と専門語との区別――吾々が好んで用いた処の区別――を正当ならしめることが出来る...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...哲学に於ては術語と日常語との間には...
戸坂潤 「思想としての文学」
...出来るならば術語による表象を日常語による表象といつも連絡づけることが望ましいので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...もし万一術語が日常語の表象から独立して勝手な自分独自の表象を持って来るようになると...
戸坂潤 「思想としての文学」
...哲学に於ける術語は、日常語から、或る歴史的な必要によって(哲学者の工夫を意味する限りでは人工的と云ってもいいが)、選択され淘汰され陶冶されたものに他ならない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...全く甚だ尤もに無理なく精練された市民俗語=日常語であることを注意しなくてはならぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...日常語に如何に含蓄ある而も厳正な用法を与えるかというのが...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...他の単語で云い表わす代りに正に「技術」という日常語を以って云い表わすためには...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...今日日常語として使えばセクト的な印象しか与えない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...殆んど完全に日常語となっている...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...日常語の會話に使用するやうな國民があるとしたら...
萩原朔太郎 「ローマ字論者への質疑」
...日常語の殆んど半ばがまったく除外されてしまったため...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...デュパンの名は日常語になってしまった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...生ナシこの語は何かにつけて謙信のいう日常語だった...
吉川英治 「上杉謙信」
...わかる者をつれて来い」この浪人たちの日常語は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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